プレイステーション |
ソニー・コンピュータエンタテインメント (Sony Computer Entertainment Inc. ) |
1994/12/03発売 |
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CPU: R3000カスタム32bit RISC (33. 8MHz) |
メモリ: 16メガビット(メイン;8メガビット) (ビデオ;4メガビット) (サウンド;4メガビット) |
供給メディア: CD-ROM(倍速CD-ROMドライブ) |
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データ記録方法:
メモリーカード(フラッシュメモリ) |
3D表示能力:
秒間36万ポリゴン(演算能力150万ポリゴン) |
備考:
後継機としてPS2発売2000万台出荷(日本) 6000万台出荷(世界) |
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定価:
15000円(\39800→\29800→\25000→\19800→\18000→\15000) |
現在の価格:
12000円ほど |
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[概要] ソニーがSCEIという会社をわざわざ作ってまで発売したハード。ソニーもかなり本気だったらしく、ウォークマンやCD並みかそれ以上の開発経費と広告費を投入したらしい。「いち、にぃ、さん!」のCMで売り出した。 プレイステーションは最初、ナムコというビッグメーカーがけん引役になった。『リッジレーサー』をはじめとする名作で、良質なソフト不足に悩むプレイステーションの販売台数を着実に稼いでいった。プレイステーション初期はナムコが作ったといっても過言ではない。(『リッジ』をやりたい人はプレステ、『バーチャ』をやりたい人はサターンを買っていた。)とはいえ、販売台数でサターンに負けており、状況は芳しくなかった。 しかし、ソニーはCM戦略がうまく、セガがゲームセンターやメガドライブユーザー以外の客層の獲得に苦しむのとは好対照に、それまでゲームをしなかった女性などの新しいプレイヤー層を取り込むことに成功した。 さらにハードの性能はサターンに比べて、ポリゴンの表現力に優れており、『鉄拳2』『バイオハザード』などの超ヒット作が登場、形勢逆転。とどめにスクウェアのプレイステーション参入、ファイナルファンタジー7の発売でサターンを一気に突き放し、ゲーム業界のトップになる。 2000年03月04日には、後継機で上位機種となる「プレイステーション2」が発売。わずか3日間で出荷台数100万台突破するなど社会現象になった。 |
[特徴] プレイステーションのハードとしての特徴は、ポリゴンの表現能力。サターンと比較するとポリゴンに機能をかなり傾けていることがわかる。反面、2Dでの表現能力はサターンに比べると落ちるので、シューティングや2D格闘ゲームなどには向かない。とはいえ、「次世代機」が出てからゲームの中心は3Dに移ったと言えるので、ポリゴン機能の高いプレイステーションはその点優位に立った。 長時間プレイすると、過熱状態になって、不良動作を起こすことも特徴。実はプレイステーションはバージョンアップを続けており、我が家のプレイステーションはSCPH-3500が初代、SCPH-7000が2代目というか2台目。形こそ同じだが、実は消費電力が違い、当然後に出たほうが省エネが進んでいる。このために熱暴走しにくくなっている。たぶん。 SCEIのソフト開発力は低く、良質のソフトはサードパーティ頼りになっている。また、SCEIが優れたソフトメーカーであることに不熱心だったためか、傑作(『鉄拳2』や『バイオハザード』)の出現まで1年待たなければならなかった。ハードメーカー自身が優れたソフトメーカーである任天堂やセガとの大きな違いである。(ハードの研究が遅れているためだと思う) SCEIが優れていたのは、CM戦略だろう。「いち、にぃ、さん!」や「行くぜ、100万台!」などのキャッチコピーと、ゲーム画面がほとんど出てこない、センスがあふれたTVCMは斬新で、それまでゲームをしなかった女性層を中心にライトユーザー(※)を大量に獲得した。ちなみに、プレイステーションソフトのTVCMで、最初や最後にプレイステーションのロゴを出すと、CM代をソニーがある程度負担するらしい。 ユーザーはライトユーザーが非常に多いのが特徴。ライトユーザーはじっくり遊べるゲーム性よりも、1プレイの楽しさを求めるので、プレイステーションのソフトはアイディア豊かな作品が多い。アイディアが暴走しているヘンなゲームも多い。アイディアだけのゲームも多い。ただのク○ゲーはさらに多い。 「プレステ」と略す。 「PS」とも略す。 |
[総評] 我が家もセガサターンではなく、プレイステーションを選択しました。だって、サターンはポリゴンが汚かったもの。プレイステーションは発売後すぐに買ったわけではなくて、1995年に買ったと思うんだけど、手当たり次第にソフトを買いまくった覚えがあります。でも、面白いソフトが少なくてね。 いわゆる大作がよく出るので、ゲーマーとしてははずせないハードです。ニンテンドウ64やセガサターン、ドリームキャストにはRPGが少ないので、RPG好きはプレイステーションしか選択肢はないです。任天堂やセガを除く(当たり前…)大手ソフトメーカーが参加しているのも大きな魅力。 ただ、大手の大作が必ず面白い保証もなく、売れているからといって面白いとも限らず… しかも「大作」ってたいていRPGで、時間的損失も大きい。 |
良い ところ |
ソフトの量が多い! |
とにかくソフトが多い。 豊富なソフトメーカーから玉石混交で様々なソフトが出ている。ある意味、資産と言ってよい。ク○ゲーも星の数ほどあるが、名作も多い。 『ファイナルファンタジータクティクス』(スクウェア・SRPG)、『バイオハザード ディレクターズカット』(カプコン・サバイバルホラー)、『幻想水滸伝』シリーズ(コナミ・RPG)、『ファイナルファンタジーコレクション』(スクウェア・RPG)、『メタルギアソリッド』(コナミ・ACT)、『ベイグランドストーリー』(スクウェア・RPG)、『怒首領蜂』(SPS・STG)、『ネオアトラス』(アートディンク・SLG)、『ゼノギアス』(スクウェア・RPG)、『ダンスダンスレボリューション』シリーズ(コナミ・ACT) 以上、お勧めゲームです。64より少し多いぐらいなの…。 |
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メモリーカードは安心! | メモリーカードへのセーブは安定性一番。トラブルは今のところ無い。 | |
駄目な ところ |
ク○ゲーが多い |
多種多様なメーカーが大量のソフトを発売しまくっているプレイステーションの宿命だが、大手ソフトメーカーもク○ゲー出すようになってきた。しかも大量に。 とくにスクウェアとカプコンはゲーム誌(ファミ通)の評価も信じられず、買うときは結構ドキドキもの。 |
メモリーカードへのアクセスが! | セーブ・ロードするのに時間がかかりすぎる。 | |
本体壊れやすすぎ… | 我が家の1台目のプレイステーションは、『アーク・ザ・ラッド』(SCEI、ク○ゲー)を「プレイステーション規格のソフトではありません」とか豪快なことをぬかしました。プレイステーション買って1週間ぐらいでした。修理に2週間かかったよ… |