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生息地:グアドループ・ドミニカ国






原名亜種という意味を勘違いしてる表現を見かけることがありますが、原名亜種(原亜種・基亜種等)とは、タイプ標本(ヘラクレスという種の記載時に基準とされたもの)の該当する亜種のことであり、分化の元となった原種という意味ではありません。
間違いやすいのが、ドミニカ国とドミニカ共和国。

ドミニカ国    (正式名称:Commonwealth of Dominica)
ドミニカ共和国 (正式名称:Republica Dominicana 公式英語表記:Dominican Republic)

ドミニカ国は自然豊な島で、「カリブ海の植物園」とも言われています。国旗に鳥が描かれていますが、国章には中央に据えられた楯を鳥が支えており、楯にはヤシの木、カヌー、蛙、バナナの木が描かれています。国鳥が「ミカドボウシインコ」というドミニカ国にしかいない鳥で、バナナが経済の中心らしいです。現地のヘラクレスもバナナを食べているのでしょうか。。

「国章」という単語は、あまり聞き慣れないのですが、それは日本は法令上明確な国章が定められていない為です。慣例的にパスポートにもデザインされている「菊花紋章」が国章に準じた扱いを受けていますが、「君が代」問題といい、あやふやにされているものが日本には多いですね。
国章がない国として日本・フランスが有名ですが、多くの国には国章があります。国旗に比べて、複雑なデザインが多く、その国の風土、歴史、文化などが象徴的に表現されるため、多くの情報を読み取ることが出来るので見ていて興味深いです。ご自身が興味のある国の国章を一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

ドミニカ国の年間の降水量が1800ミリ程度で、山間部では5000〜6000ミリのところもあるそうです。ちなみに東京の年間降水量は1500ミリ、沖縄で2000ミリ程度なので、かなり多いということがわかります。


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