副資材

繊維類、樹脂類以外にFRP成形に必要な物です。

硬化剤(触媒)

不飽和ポリエステル樹脂用にはメチルエチルケトンパーオキサイドと言う
わけのわからん名前の硬化剤を促進剤と組み合わして使います。
普通は促進剤入りの樹脂が届くので、硬化剤だけ添加します。
硬化剤には一般用、夏用、冬用、厚物用などがあります。

促進剤

一般にナフテン酸コバルトと呼ばれ、前途の硬化剤と組み合わして使います。
低温時や水分がある場合などにはヂメチルアニリン系促進剤を使うらしい。

遅延材

夏場の大型成形などで硬化時間(ゲル化時間)を遅らせたいときなどに使います。

空気硬化剤

ポリエステル樹脂は空気に触れている面は酸素の影響で完全硬化しない性質がある。
樹脂に空気硬化剤(パラフィンワックス)を添加すると、硬化時にワックス成分が表面に浮き出し、
空気を遮断して完全硬化させることができます。
一般に空気硬化剤入りをインパラ、入ってない物をノンパラと呼びます。
大型、厚物など数回に分けて積層するような場合はノンパラで積層して、最終積層はインパラを使います。

充填材

炭酸カルシウム、アエロジル、カープレックス、微少中空球、
ガラスチョップ、ガラス粉、などがあります。
主に樹脂パテを作るのに使います。
この樹脂ぱては、隙間埋めや角のR付けや芯材の固定、シーリング、補修などに使います。

芯材

プラスチックフォーム(硬質塩化ビニール、硬質ポリウレタン、など)、
木材(コンパネ、バルサ、など)、不織布(コアマット、ユピカマットなど)
サンドイッチ構造にしたり、機械部品取り付け部の補強など剛性を高めるときに使います。

離型剤

常温硬化用では、PVA系とワックス系があります。
PVA・・・ポリビニールアルコールが主成分の液体で塗ると薄いフィルム状になります。
ワックス・・・固形、液状になっていて塗布してふき取ります。

その他

着色剤、難燃性付与材、など、あんまり使わないっすけど。
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