FujitsuFMV-DESKPOWER SVIII337の近代化




友人からPCを譲ってほしいという依頼を受けたのでPCを製作することになりました。
今回、10年近く使用したFMV-DESKPOWER SVIII337が壊れたことと、
当サイトで紹介したジャンクマザー・RG82865GV SL77Xが手に入ったことで条件がそろったので近代化改造しました。
FMV-DESKPOWER SVIII337の筐体です。
フロントパネルはやや黄ばんでいます。
下のパーツは、フロントUSB・ボリュームコントローラー・マイク・イヤホンの基盤です。
背面です。フォームファクターは昔のメーカーPCに多く見られたNLX規格です。
マザーはレバーを引くことで簡単に取り外せる設計になっています。
マザー取り外し後。ネジ穴が無いので取り付けには工夫が必要。
各種の電源ケーブルが短すぎるので電源ごと交換しました。
元々付いていた150W電源(右)と新たに導入した250W電源(左)
フロントパネルを取り外しました。
シールとエンブレムを取り外した後。日焼けが目立つ。
今回はフロントパネルの改造と、リアパネルの製作にプラ版を使いました。A4サイズで170円
フロントアクセスは使わないので埋めてしまいます。
曲線を組み合わせた形状なのでプラ版の切り出しには苦労しましたが、ペンで線を引き、多角形に近似して切り出すことで解決しました。
この後スプレーで塗りつぶします。
RG82865GV SL77Xです。問題なく筐体に入るサイズでした。
リアコネクタ部。写真左のDVIの上の各種音声コネクタが筐体と干渉するので取り外します
まず後ろの板を取り外します。隙間にカッターナイフで切り込むことで外れます
内部の金属結線をニッパーで切ります
コネクタを取り外します
金属結線をハンダゴテで取り外すことで、白いプラスチックパーツも取れます
筐体に干渉することなくマザーが収まるようになりました。
プラ版を切り出してリアパネルを作ります。物差しで大体の長さを測った後は覚悟を決めて切り出します。適当にどんどん切っていきましたが、一発で上手く作れました
先ほど取り外した音声コネクタは写真の位置に調度おさまりました。
マザーの取り付け部はネジ穴が付いたプラスチックを使いました。瞬間接着剤で筐体に取り付けます。
音声コネクタを再び繋げるために、ジャンクケーブルを適当な長さに切って半田付けします
コネクタにも半田付けします。ショートを避けるために熱収縮ケーブルで被膜します。
写真の位置に瞬間接着剤で固定しました
リアパネルもぴったり着きました。
色も違和感なく仕上がりました。
各ケーブルを接続します。

性能比較

CPU :Celeron333MHz → Celeron2.0GHz MEMORY : 64MB SDRAM → 1GB DualChannelDDR CHIPSET : I440BX → I865GV VIDEO : I740 → GMA900 HDD : 6.4GB → 80GB OptDrive: CD-ROM → DVD+-RW DL

まとめ

今回は注文から納期まで1週間しか無かったのでいろいろと省略しました。
・マザーにはフロントアクセス用のUSB、イヤホン、マイク端子があるが使っていない
・PCIスロットがあるが今後増設できるような設計になっていない
・マザー上のパラレルポートとシリアルポートを使える状態にしていない
以上の点が、個人的に気に入らない点です。
しかし譲渡先の友人は満足しているようなので今回は良しとします。
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