奈良公園内の土塀
奈良公園内に朽ち果てた筑地塀が残っている。建物は無く塀だけがポツリと残っている。
こんな風景に浸っていると、ふと「平家物語」の一節を思い出す・・・・・。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、娑羅雙樹の花の色。盛者必衰の理をあらわす。
奢れる者久しからず、唯、春の夜の夢のごとし。猛き者も遂には亡びぬ・・・・・。」

崩れ落ち 苔むす土塀に 木漏れ日の 差して偲ばむ 庵主の営み
なぁ〜んて歌を詠んでみたりして・・・・・