【 甘美な音色 】
就学前の幼い頃、私は西洋東洋問わず
「お姫様」が登場する物語絵本が、お気に入りでした。
多分リボンやフリルが沢山付いたドレスや煌びやかな宝石が付いた衣装
豪華なティアラなどを見るのが好きだった為と思います。当時は憧れの存在でした。
そんな多くの物語の中で「人魚」が登場作品が、いくつもありました。
物語の、お姫様は幸せになれるものと思っていた私にとっては人魚だけは
ハッピーエンドが用意されている作品が少ない事を知り、その為でしょうか
人魚が登場する作品では、あまり好きな物語には出会えずにいました。
しかし人魚と言う存在は子供心にも不思議な感じがありました。好きって訳では
無いのです。しかし子供の頃から何となく気になる存在。
人のようで魚のようで・・・人間が作り出した架空の存在の中でも特に
不思議な感じがありました。そのイメージも薄幸の美女だったり、はたまた人間を
魅了する怪しく怖い存在として登場したり様々な顔をを見せてくれる人魚。
そんな人魚をモチーフに描く事も多かったように思います。
描いてみると、魚の部分のラインが案外、難しくて綺麗な姿に描けないなぁと言うのが現在も悩みの1つです。
と言う事で今回も、魚の部分は少しだけです。(苦笑)
イラストとして描く事は時々ある人魚ですが漫画の中に登場させたのは現在は一度だけです。(^_^;)
案外、キャスティングが難しいキャラで・・・。その作品のトビラ絵は、こちら「とびら絵」のコーナーにも
『Mermaid Shock』と言う名前で掲載中です。その作品時は今まで私の中にあった「人魚のイメージ」を
打破する如くワガママに見えるけど本当は人情味溢れるキャラと言う人魚っぽくない(?)性格で描きました。
なかなかモチーフとして考えさせられるキャラ、それが私にとって「人魚」かもしれません。(^_^;)
2007年9月制作作品


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