登場人物紹介


高阪凜火(たかさか りんか)……本編の主人公。真摯に正義を愛する熱血感が取り柄の少年。

裏を返すと、単純バカ。また、大雑把な性格で細かいことを気にしたりはしない。この春から私立高揚学園の二年生となる。

フローラ・エル・アマルナ……突如、凜火の前に現れた謎の少女。本人曰く、別の世界から来たらしいのだが、その真意は……。凜火とは妙に気が合うところがある。陽気で単純なところなど……である。

宮川志穂(みやがわ しほ)……苦労性で世話焼きな、凜火の幼なじみの少女。昔から大雑把な凜火が起こす行動に少なからず迷惑をかけられるという、不幸な一面を持つ。

早川風水(はやかわ ふうすい)……頭脳明晰、冷静沈着の天才人間。FSF研究部の部長で凜火の先輩にあたる。よく凜火を利用して事を起こすよう仕向けるが、単純な性格の凜火がそれに気づくことはない。

姫岸瞳(ひめぎし ひとみ)……凜火たちの通う私立高揚学園の現校長である姫岸鷹王の孫にあたる。凜火の一歳下の後輩。祖父に似たのか、楽しいことが大好きな性格の少女である。

飛多豊(とびた ゆたか)……凜火のクラスメイトとなる少年。勉強はできるが、それ以外はまったくダメという極端な人間である。さらに、二重人格に類似した反応を示す奇抜さもあわせもつ。

姫岸鷹王(ひめぎし たかお)……私立高揚学園校長。五十八歳。校訓の一つ「物事を楽しもう」からも分かるように、かなりの楽天家であり好事家である。いつもサングラスを着用しており、そのまま校長室のイスに座っての居眠りはお決まりである。

山本誠(やまもと まこと)……私立高揚学園教頭。校長とは正反対の真面目人間である。