おっきょちゃんとかっぱ 長谷川摂子・文 降矢奈々・絵 こどものとも 福音館書店 |
おっきょちゃんは、夏のある日、かっぱのガータロに連れられ、水下のお祭りに行く。そしてそのまま父さん・母さんのことも忘れかっぱの子になり、楽しく暮らしていた。ところがある日、おっきょちゃんは母さんに作ってもらっ人形を拾い、父さん・母さんのことを思い出す。 家に帰りたくなったおっきょちゃんは、すいこさまに教えてもらった呪文のおかげで無事家に帰る。しかし水下で暮らした月日は地上ではほんの一瞬。おっきょちゃんは、水の世界のことを何も覚えていなかった。 小〜、10分 |
めっきらもっきらどおんどん 長谷川摂子・文 降矢奈々・絵 こどものとも 福音館書店 |
かんたがめちゃめちゃに歌った歌のおかげで 不思議な世界に吸い込まれ、愉快な3人組に 会う。もんもんびゃっこ、しっかかもっかか、おたからまんちん。3人と楽しく遊んでいたかんただったが、暗くなってくると、母さんのことが恋しくなった。「母さん」と叫んだとたんかんたは元の世界に戻された。またあの3人に会いたいと思うかんただが、どうしてもあの歌が思い出せない 幼〜。6分。 |
ぴちゃん・ばしゃん・ざぶーん 中林 影さく 年少版こどものとも87号 福音館書店 |
雨が降ってきて、水たまりができた。その水たまりに、かえるがぴちゃん。水たまりは少し大きくなって、かめが、ぼちゃん。どんどん大きくなる水たまりに、次々と動物達が飛び込んで、みんな一緒に水遊びをする。雨が止み、水たまりは小さくなっていき、動物達は次々と帰っていく。2分 |
ガンピーさんのふなあそび ジョン・バーニンガム・作 ほるぷ出版 |
ガンピーさんは船に動物を一匹ずつ乗せていってあげるが、その動物たちが船の中で暴れ出したものだから、とうとう船はひっくり返ってしまう。2,3才〜 |
ちいさな ヒッポ
マーシャ・ブラウンさく うちだりさこ やく 偕成社 |
お母さんのそばにいさえすれば怖いものなしのちいさなヒッポ。ところがある日、一人で水面に浮かび上がったとき、わにに襲われます。ヒッポは「グワォ!」と叫んでお母さんを呼び、助かります。それはお母さんに教えてもらった、かばの言葉でした。 幼〜。5分。 |
とべバッタ
田島征三 偕成社 |
小さな茂みの中で、恐ろしい物たちに見つからないようびくびくしながら暮らしていたバッタ。しかし、つくづくそんな暮らしが嫌になり、ある日決意して、大きな石の上でひなたぼっこを始めた。へびやかまきりが襲ってきたが、バッタは自分の力でそれら敵から身を守り、自分の羽で飛び立った。 小〜。4分 |
ぐりとぐらのかいすいよく
なかがわりえこ さく やまわきゆりこ え こどものとも傑作集 福音館書店 |
波打ち際で遊んでいたぐりとぐらのもとに流れ着いたビン。中に入っていたのは、手紙と地図とうきぶくろ。手紙には、「真珠灯台へ来てください。うみぼうずより」と書いてあった。ぐりとぐらは真珠灯台へ行き、岩の割れ目に落ちた真珠を取ってあげ、お礼にうみぼうずから泳ぎを教えてもらう。 幼〜。6分。 |
せんたくかあちゃん
さとうわきこ さく こどものとも傑作集 福音館書店 |
洗濯の大好きなかあちゃんは、洗濯なわに引っかかったカミナリまで洗濯してしまう。洗い終わったカミナリは顔から目や鼻や顔がなくなっていて、子供たちがクレヨンで書き入れてやる。すっかりいい男に変身したカミナリは大満足で帰っていき、翌日かあちゃんのところには、大勢のカミナリ様たちが「いい男にしてくれー!」と押しかけてきた。幼〜。7分 |
へそもち
渡辺茂男さく 赤羽末吉え こどものとも傑作集 福音館書店 |
わるさをするカミナリを、懲らしめるため、おしょうさんは寺の五重塔のてっぺんに槍を結びつけた。まんまとカミナリは槍にひっかかるが「へそを食べなければ力がつかず、雨を降らせることもできない」というので、おしょうさんは村人達に「へそもち」を作らせ、カミナリに持ち帰らせる。以来、カミナリは屋根の上に槍がついている家には決して落飛び降りなくなったという。 小〜、6分 |