よみもの  いのち 

こいぬがうまれるよ

ジョアンナ・コール
ジェローム・ウェクスラー
つぼいいくみ訳
かがくのほん 福音館書店
写真絵本。こいぬが生まれる。お母さんのおなかから出てきたときは袋に入っている。お母さんがその袋を破る。へその緒を切る。こいぬはこれから食べるのも息をするのも自分でやらなきゃなんない。でもまだ目は見えない。耳も聞こえない。1ヶ月、はじめていっぽ歩く。2ヶ月、もう母さんからはなしても大丈夫。こいぬがだんだんと大きくなっていく一瞬一瞬をカメラがとらえている。白黒写真。写真に添えられた短い文章が写真の犬の姿を端的にとらえていてとてもステキ。7分。幼〜小低
種まく子供たち
小児ガンを体験した7人の物語

佐藤律子編
ポプラ社
和歌山県橋本市在住の童話作家・佐藤律子さんが呼びかけ人となって集められた小児ガン体験集。佐藤さんのお子さん・拓也くんは小児ガンを発病し16歳で亡くなった。しかし拓也くんは16年生きてきた知恵と経験と勇気を持って、自分の人生を生き抜いた。佐藤さんはその体験から、たくさんの人に小児ガンと闘う子供たちの姿を伝え、いのちの大切さを知ってもらいたいと体験集をつくることを思いついた。