1.なぜこんな話題に?
「楽して」というコンセプトで海水魚飼育を考えていますが、それには限界がありますので
そのことを押さえておく必要があると思いまして…。
今さら、考えても仕方ありませんが、ローコストでこれから始めようという方の参考になれば
と思い、書き留めていきます。
2.設備面での限界
ローコストで始めるとなると、使用できる器具は限られてきます。ということは自分の設備で
どんなことが可能なのかを知っておく必要があります。
設備面では「ろ過」と「照明」が最大のポイントです。
【フィルター・ろ過】
安価な上部フィルターではろ過面積に限界があり、そこでの好気細菌の繁殖にも限りがあります。
そして、上部のみでは嫌気ろ過(硝酸塩の除去)ができないために、入れる生体の数を制限しな
ければなりません。
あこがれのオーバーフローという方もいるかもしれませんが、コストの面では「楽」できません。
生体の数が多いと糞や食べ残しを十分に処理できないんですね。
【照明】
流行はメタハラですが、これもコストが大問題です。一般庶民はやはり普通の観賞魚用ライトに
なるでしょう。
強力な光量が必要な無脊椎は飼えません。これはあきらめましょう。
でも、電気代を考えると一般照明のほうがはるかに庶民向きです。
庶民の姑息な作戦その1
「海水館」オリジナルの3灯式ライトに
さらにご家庭のアルミホイルを貼り付け
光量UPを図る作戦です。
一応効果はあるようです。
これならどのお宅でも可能です。
現在海水館ではライト改造はされていません。
3.まとめ
☆飼えるさかな・無脊椎には数も種類も限界がある!
☆あきらめないといけないことがあること!
4.飼える生体
うちではたいした設備ではないのにさかなも無脊椎も入れたかったため、入れる生体には気をつけています。
「安い」「丈夫」「きれい」が最大のポイントです。
そんな生体があるかいな!と思いますがそれを探すのも楽しいです。
☆飼えるもの
デバスズメ:1匹200円 ルリスズメ:1匹200円 カクレクマノミ:1匹800円 ハゼ類:1匹800〜1000円
丈夫で群泳させると きれいですが気が強い きれいでかわいらしいです。 私の好きなさかなです。
非常にきれいです。 でもハナガサに入るため要注意 飼い易いですが、少し臆病もの
なのでペア以上での飼育がいいです。
ハナダイ類:2000円前後
とてもきれいです。
でもしっかりと餌付け
できているかがポイント
5.レイアウトの限界
もう一点大事なことがあります。それは上部フィルターを使うことによるレイアウトの限界です。
この写真を見て分かるように、水槽の上は
上部フィルターとライトでいっぱいになります。
その結果、照明される範囲が限られてしまいます。
レイアウトに使用するサンゴ岩もライトの下部分にしか
置くことができません。
これは光を必要とする無脊椎を配置するためです。
これが上部フィルターを使用することによる限界です。
もっとひな壇状にしたいのですが、できません。
だから欲しい無脊椎を買って来ても置くところがなく
いつもレイアウトに苦労しています。(T_T)