エアープランツとは主に熱帯アメリカに広く分布するパイナップル科チランジア属の植物のことで、木の枝や岩に着生して育ち、土に植え込む必要がありません。根は着生するために働き、水分や養分を吸収する働きはほとんど退化してしまっています。その代わりに葉から空気中の水分を吸収しますが、乾燥には非常に強いため、空気だけで育つ植物、エアープランツと呼ばれます。 しかし、いくら乾燥に強いと言っても、水やりは必要です。水やりの方法は2つ。1つはミスティング、霧吹きで葉に水を吹きかけます。もう1つはソーキング、8時間程度、水に浸します。どちらの方法でも水は夜にやり、その後は風通しのいい場所で乾燥させます。根元等に水分が残って十分に乾燥していない状態で置いておくと、蒸れて株がすぐにダメになってしまうので注意が必要です。 参考文献:ニューティランジア ハンドブック