この間、仲間と酒を飲んでいて、<いかなご>と<かますご>の呼び名の違いが話題になりました。
誰からも、みんなを納得させる答えがでません。
そこで、おっくうながら、辞書の助けを借りたわけです。
ついでにといってはなんですが、
「・・・こ」 を思いつくままに羅列して、
調べてもみました。講談社 日本語大辞典
平凡社 世界大百科事典
いかなご
スズキ目イカナゴ科の海水魚。全長約20cmで、煮干しや佃煮にする。
多くの地方で、小型のものをコウナゴと呼ぶほか、兵庫県では カマスゴ など地方名も多い。
かます
スズキ目カマス科カマス属の3種、アカカマス・ヤマトカマス・アオカマスの混称。全長40〜50cm。
たら 「鱈」
タラ目タラ科の海水魚の総称。また単にマダラを指す場合もある。日本近海には、マダラ・コマイ・スケトウダラの3種類がある。
たらこ
タラの卵の意であるが、普通スケトウダラの卵巣を塩漬けにしたものをいう。マダラのそれは、ふつう生タラコという。
めんたい
タラ目タラ科のスケトウダラ(スケソウダラ)をさす。朝鮮語の明太の日本語化したもの。
めんたいこ
たらこのこと。特に唐辛子を使って加工したものをいう。
すじこ
サケ・マスの卵巣、及び塩漬け品をいう。卵巣膜に包まれたものをいい、卵粒をほぐしてばらばらにしたものがイクラである。現在ではスズコともいう。
いくら
ロシア語で魚卵の意。サケ・マスの卵巣をとりだし、卵を一つ一つ離して塩漬けにしたもの。本朝食鑑(1697)に、はららご=はららの製法について記載されている。
はららごは、魚卵一般とくにサケのそれをいい、本来は、胎(はら)の子であるより、はらはらの子、つまり、ばらばらになった子の意味だと思われる。これが現在のイクラにあたるものであろう。
ただし、そのイクラは、塩漬けにした筋子をほぐし、さらに、それを天日乾燥するというものであった。
しらこ
魚類の精巣の通称で、卵巣を真子(まこ)というのに対する語。
一般に味の良いものではなく、肥料にされる。食用にするのは、タラ・フグ・アンコウ等の成熟した白子が代表的。
きびなご
ニシン目ニシン科の海水魚。全長約10cm。
ぼてじゃこ
タナゴ類は、タナゴ(東京都)・ボテ・ボテジャコ(琵琶湖)などの地方名がある。
みじんこ
ミジンコ科の微少な甲殻類。体長1mm〜数mm。
何とふだんは、適当に思いこみでしゃべっているもんだなとあきれてしまいます。
おおかたの意を理解された方を、尊敬します・・・。
ふだんから、木の名前・花の名前・魚の名前・きのこの名前・・・に、とんと、うとい私です。調べてみて、「なるほど、なるほど・・・」 と、うなずくだけです。
それにしても、調べた今、限りになってしまうんでしょうネ〜・・・。
人間、得手不得手は誰にもあるもんです。
さて、私の得ては何だったんかなと、自分に問いかけてみて寂しくなります。
人に説明できる器量は、どの分野にしても、何も持ちあわせていないようです。
人生 死ぬまで 努力の積み重ね が必要なんだな
と、思い知らされています。
少しおちこんでいます。
知らなくても 生きていけることに かわりはないと慰めています。
・・・・・
<03/06/06>