緊急特集 eoホームファイバーへの道   設定編

最終更新日  2004年5月8日

【工事について】

 ついに光ファイバーの工事が始まりました。”きんでん”のK氏ともう一人若い人の二人組で設置工事を回っているとのこと。当日も事前(30分くらい前)に電話を入れてくれ、対応はまずまずだと思いました。実際の工事は、1時間半程度で終わりました。例のぐるぐるはやはり光ケーブルでした。工事のやりやすい場所や、申請の降りた所から工事をするらしく、場合によっては宅内工事を先にやってしまうこともあるそうです。

 ベランダへのケーブルの固定や屋外の配線はちゃんとやってくれていると感じました。エアコンの穴からケーブルを挿入したのですが、宅内調査の時にこちらの計画を話していれば問題ないと思います。屋外用ケーブルは補強用の針金を含む10×5mmくらいの黒いケーブルでしたが、光ファイバー自身はちょっと太めの髪の毛程度です。計2本あって1本はインターネット用、もう一本は将来の光TV等に使うとかで、結局配線もせずぐるぐる巻いておしまいでした。これを室内に引き込んでからメディアコンバータ(富士通製、レンタル)に特殊な器具(フジクラ製)で接続して、チェッカーのようなもので光強度を確認して工事終了です。強度は−30(単位不明)以上ないとだめみたいです。私の場合−19.2だったので問題なく、後片付けをして帰っていかれました。Fig.1に光ファバー線(赤矢印)をベランダに取り付けたところの写真を示します。3線構造で両側2線は補強用の針金です。実際の接続に必要なのは中央の1線のみでした。


Fig.1 光ファイバー線の取り付け箇所


  工事担当の”きんでん”の方は、申し込み時の各種サービス等を把握してないらしく、「今、工事費無料ですよね。」とか言っても「私らよくわからんですよ」と言っておられました。

 

【機器の設置とパソコンの設定】

 私の場合ケーブルを引き込んだ部屋(3階)にメディアコンバータと無線ルーターを設置し、室内の配線はほとんどしない計画だったので特に問題ありませんでした。一般には工事後、素人では光ケーブルをメディアコンバータから脱着できそうにないので、ケーブルの取り回しとメディアコンバータの設置場所は事前に決めておいた方がいいです。いずれにしても光ケーブルは曲げると折れそうで怖いので室内を長く引き回さないようにして、無線じゃないとしてもルーターを用意してLANケーブルで屋内配線をやった方が安心です。
  なお、メディアコンバータと、パソコンの設定用資料(書類)は当日”きんでん”の方が持ってきてくれました。ルーター(私のように無線にするとか、パソコンを複数台お持ちとか必要な方のみ)とLANケーブル(ルーターを使用しなくても、メディアコンバータとパソコンの接続に必ず必要、カテゴリー5以上、2mを買って数百円くらい)は自前で用意しておきます。またメディアコンバータ用に100Vの電源が必要なので、コンセントの場所も確認しておきましょう。

Fig.2 LAN構成図(矢印部分はワイヤレス=無線)

 Fig.2に今回の無線LANの構成を示します。また、Fig.3のメディアコンバータとAirMacの写真を示します。3階の寝室のテレビ台の中に、パソコン本体である”iMac”は現在2階のリビングに置いてあります。


Fig.3 メディアコンバータ(青矢印)と無線ルータの”AirMacExtreme Basestation”(赤矢印)
緑矢印が光ファイバー線、黄矢印がLANケーブルです。

 パソコン設定用資料はわかりやすくできている思います。私の場合無線ルーターの”AirMacExtreme”の取り説が不親切で設定に手間取りましたが、メディアコンバータ直で接続するとすぐに通信可能となりました。プロバイダ込みなので、NTTBフレッツに比べプロバイダの設定が不要ですから、Windowsマシンでルーターを使用しない方だったらすぐに設定でき、即時通信可能だと思います(やったことないので本当のところはわかりません)。

 

【無線ルータについて】

 「IEEE802.11a」とか「IEEE802.11g/b準拠」とか大きく分けて2種類あります。私の使っている”AirMacExtreme”は「IEEE802.11g/b準拠」です。aとb/gでは、無線に使用する電波の周波数が違います。a=5GHz、b/gは2.4GHzですので、b、g間では互換性はありますが、aとはありません。一般に周波数が高い方がノイズに強いのですが直進性が強いので障害物に弱く、家の中なんかでは到達距離が短くなると言われています。またデータ転送速度はaとgが54Mbps、bは古い規格なので11Mbpsと遅めです。結局光ファイバーで100Mbpsであっても、無線ルータを介すると半分に速度が落ちます。
 実際にはメディアコンバータに接続する本体と、パソコンに取り付ける受信機(PCIカード)が必要です。ちなみにMacの場合は”AirMacExtremeカード”なるものをケース内に取り付けますので、外から見えません。

つづく

トップページに戻る