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Dashboardウィジェットを作ろう


 Dashboadウィジェットとは、MacOS10.4Tigerから搭載されたいつ何時でも呼び出すことができる小規模なアプリケーションソフトであります。ウィジェットの構造がwebページと似通っていて、Macユーザーの私としては、とにかく、どんなでもいいからDashboardウィジェットを作らなければ気が済まなかったので、超初心者の作るウィジェットプログラミングを紹介したいと思います。


2、ネオンメモ(version 0.1)

ネオンメモショット

 前回の制作に3日間、のべ6時間くらい費やしたので、まだ頭が覚えているうちに第二弾です。今回のは4行程度の単なるメモなんですが、裏面に持ってきたのと、ログアウトや再起動しても内容が消えず保存されているところがミソです。残念ながらwindowsユーザーには全くおもしろくないと思います。

ポイント1
 相変わらず絵を描く(画像を用意する)のに苦労します。今回は「gimp2.2」でロゴの下絵を作って「Fireworks」で仕上げたのですが、やはり納得のいく画像が用意できません。ウィジェットの達人たちはいったいどんなソフトで画像を用意しているのでしょうか?こればっかりは、お絵描きソフトの習得と、センスの問題なんでしょうね。

ポイント2
 データの保存と読み込みはwidgetオブジェクトの「setPreferenceForKey(その値、その要素のid)」で保存「preferenceForKey(その要素のid)」で読み込み、の二つのメソッドでOKです。(この辺りオブジェクト指向ですね)保存先はユーザー/ライブラリ/Preferences/にXML形式の一つのファイルとして保存さるので、エディタで保存状態が確認ができます。このメモ欄をtextareaに指定すると動作がおかしくなったため、type="text"を4行並べているのですが、原因不明で未解決です。
 その他裏返し等のスクリプトは前回とまったく同じです。webからの読み込みがないせいか、反転アニメーションは安定しているようです。


1、NewYork Cam(version 0.4)

ニューヨークカムショット

 とりあえず出来上がったのがこれです。一般的に「webカム(webカメラ)」と言われるのもで、ニューヨーク市五番街49丁目の交差点の様子を見ることができます。5分毎に自動的更新する様にしていますが、手動更新ボタンも付けました。

ポイント1
 既に何千と紹介されているウィジェットですが、先ず手始めに自作するとしたら、どのようなものが適当か考えてみました。アニメとか画像を駆使するものはその作画力がものを言いますし、操作を制御するJavaScriptが難しそうです。そこでwebから画像を持ってくるものであれば画像を自作しないですむし、出来上がりも退屈しないかな?ということでwebカムに決めました。

ポイント2
  と言ってもウィッジェトの枠やボタン、アイコン等必要最小限の画像が用意できないと話になりません。PING形式で画像が描けるソフト(と腕前)が必要です。私の場合は「FireworksMX2004」を使用しましたが、この画像の出来でウィジェット全体の印象が決まってしまうので、重要なポイントだと思います。

ポイント3
 Dashboardならではの、「i」ボタンのデータや、裏返るアニメーションなどはAppleが用意してくれています。だたしその使い方はJavaScript中級以上の知識が必要です。/Developer/Examples/Dashboardに参考にすべきスクリプトは用意されているのですが、私は初級程度なので自力では制御スクリプトが解析できそうになく、「ProgrammingDashboard,木下誠著」を参考に、ほとんどそのまま流用しました。書籍はちゃんと購入したのでOKでしょう。ありがとうございました。

ポイント4
 その他HTMLの<meta http-equiv="refresh" content="300" />要素で5分毎に自動更新にしているのですが、このタイミングを短くすると「i」ボタンによる裏返し(反転)はするのですが、本当にひっくり返したようなあのアニメーションが効かなくなります。現在の5分設定でも不安定ですが、これ以上自動更新のインターバルを開けたくなかったので未解決のままにしています。


 

最終更新日: 04/29/2006

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