〜コードの話 その4〜



1.ディミニッシュ(dim)

さらに、テンションに行く前に忘れてました。
dim(ディミニッシュ)です。
これはルートから半音3個の間隔で積み上げていきます。
では事例として Cdim です。

ルートの ド より 半音3個づつの間隔で積み上げてみると

  ド# レ  レ#   ファ  ファ#   ソ#   シb  シ  ド

ラ の3個上は再び ド になってしまいます。

通常、dim というと例えば

 レ# ファ# 

と4和音を指しますが、Cdim7と書かれることもあります。


おまけの話

D#dim や F#dim Adim の構成音を考えてみましょう。

それぞれ

D#dim  レ# ファ# ラ ド
F#dim  ファ# ラ  ド レ#
Adim
   ラ  ド レ# ファ#

となって並べ替えてみるとみんなCdimと同じです。
これはどういうことかというと

Cdim=D#dim=F#dim=Adim
C#dim=Edim=Gdim=B♭dim
Ddim=Fdim=G#dim=Bdim

ということになり、構成音だけを考えれば上記の3種類しかないということです。



2.オーギュメント(aug)

C+、C(+5)、C(#5)とも書きます。
+5 とあることからわかるようにメジャーコードの 5th の音を半音上げます。

Caug

コードC の5thの ソ の音を半音上げて ソ# にします。

  ド# レ  レ#   ファ  ファ# ソ  ソ# ラ  シb  シ  ド

これはルートから半音4個の間隔になっていることに気がつくでしょう。


Caug7=C7(+5)

C7の5thの音を半音上げるだけです。

  ド# レ  レ#   ファ  ファ# ソ  ソ# ラ  シ♭  シ  ド


ここで、注意
7thの音は5thの音から半音3個上の音と説明しましたが、オーギュメントの場合は
5thの音が半音上がっているので半音2個となります。
いずれにせよ、ルートの全音下の音であることには変わりません。




というわけで、コードの構成についていろいろ書いてみました。
五線譜にて説明できればもっとわかり易かったかもしれませんが
その方法がわからなかったのであしからずご容赦願います。



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