〜振り返れば第6回大阪セッション〜

はじめに

早いものでDTT大阪セッションもすでに回を重ねること6回となった。
第1回目当時から比べると参加される方々も格段に増えて、正直DTT大阪の行く先が懸念
されたこともしばしばあったのは事実である。
しかしもうそんな心配は無用であろう。それは今回の参加人数が如実に物語っている。
そして特筆すべきは、鍵盤がなんと今回は4人もいたということ!!
大阪は昔より鍵盤が少なくて大変でセッションがあるたびにほとんど一人でコナさなければ
ならないという(というと聞こえがいいが、中途ハンパな仕込みですいません)大変な状態で
あった(実際はたくさん弾けてうれしかったんやけどね)。
それが今回は4人である。しかもそのうち3人は近畿の人である。今後のセッションがまたまた
楽しみになるではないか!!


レポというよりか感想?

私は自己都合により、遅れてスタジオに到着したのだが、その時はちょうどACOSが始まるとこ
ろだった。大阪へはこれで2回目となるいなきちくんがGtを弾いていた。
私がACOSを弾くいなきちくんを見るのは(スタジオのガラス越しではあるが)これが
初めてだったと思う。7弦をゲットしたので早速レパ−トリ−にいれたんやね、きっと。
この調子で酸性雨もぜひ!!
エロトマニアではEVEさんと共演。イントロのクロマチックなフレ−ズ等、フレットの上を
また男性ベ−シストとは違うしなやかな動きで指が動いていた。
DTTでは女性ベ−シストというものはそう珍しいことでもないと思われるが
世間一般からすると珍しいと思う。普通はVoかKeyやもんね〜。
前回のセッションと同じメンツでのプレイとなったグラプリ、私は例の高速アルペジオを
タッチの重いデジピではなく山下さんのM1を借りてやろうと思った。
軽い鍵盤のほうがぜったいマシなプレイができると思ったからだ。
結果は玉砕。まだまだ修行が足らない。しかし言い訳を許してもらえるのなら
手の小さい人にはあれは拷問だ!!!!
だんぺいさんのドラミングはアキラさんのと比べると幾分タイトに叩いているという感じがした。
わったんのたとえ方でいうとトキとラオウ(久しぶりに使用した)。
6:00では今回初参加のバッツさんのVoが聴けた。私的にはファルセットのような
ハイト−ンのVoかな〜と感じた。
Keyソロは相変わらず完コピでなくてアドリブ。
ワンコ−ドもんは、ついアドリブでやってみたくなるのです。
いつも焦ってしまって音を詰め込むだけのソロになってしまっているので
今回は焦らずにフレ−ズを意識してやろうと心に誓ったが
誘惑に勝てず、またまた納得のいかないソロとなってしまった。次回こそは・・・
次のミラ−、ライ、これは実は前から通しでやりたかったのだが今回それが実現。
なぜならKeyはさほど難しいフレ−ズもなく、でもところどころ弾いていて楽しい箇所が
あったりとそういう部分が好きなのだ。
しかしミラ−の後半でリズムがズレてしまった。そう一人ディレイのところだ。
前日のCDに合わせて練習時はクリア−できたのに。共演していただいた方、
申し訳ございません。でもまぁ一人ディレイが結構ウケたかもしれないので
それはそれで良しとしよう。
ライではRANDYくんのソロが炸裂していた。私の立ち位置からは
少しギタ−の音が聞こえにくかったのが残念だった。
この曲では手数小僧谷川氏が楽しそうにコ−ラスをやっていた。

ビヨンド、これもグラプリ同様、高速ユニゾン等、またまた山下さんの
M1でがんばってみたが、×▼×◆△■△□な結果だった。
でもこの曲はKey的にも面白いので諦めずめげずにこれからもセッションで
どんどんプレイしたいと思う。皆さん暖かい目で見てやってください。
グレ−トディベ−ト、岐阜でのリベンジを兼ねてプレイ。Keyソロは自分的に結構気
持ちよくできて(ただし出来具合は別ね〜)後半ギタ−とのユニゾン、
いなきちくんとばっちりキメるつもりだったが・・
まぁ岐阜の時よりかはうまく行ったとおもうのは私だけだろうか??
この曲もKey的にはソロあり等、オイシイのだが、後半がだんだん
盛り下がってしまうような感じになってしまうのでセッション向きでは
ないかもしれない。オンリ− ア マタ− オヴ タイムのような
後半盛り上がりがあればいいのに・・。
この2曲はあきらさんが叩いたがいつもと変わらないパワフルなドラミングだった。
プルミ−ではTomokoさんがKeyをプレイ。個人的にはプルミ−を弾くお姿を
拝見するのはたしかこれが初めてだったので何か新鮮に感じた。
そしてここでまろうたくんがプレイ。
みんなドギモを抜かれていた。
次のホ−ムともども、なんとまぁ、すべて
ワン・バスでやってしまうのだから!!
で、まろうたくんのドラミングはまたひと味違うのだ。
叩いている時の手首の形とかね、全体のフォ−ムがカッコいい。
パワフルというたとえ方も適切ではないと思うし、タイトというのも違うような気がする。
しかし、あえてどちらかに例えてしまうとすればタイトと表現するほうが
近いと思うのだがドラマ−の皆さんの意見は如何に??
ホ−ムでまろうたくんと共演できたが、最後のGtKeyユニゾンフレ−ズ、
あまりに弾いていて気持ちよかったのでつい、まろうたくんの
ほうを見ながらニヤニヤしてしまった。おかげでフレ−ズが
若干コケそうになったがなんとか持ちこたえることができた。
弾きながら、まろうたくんの「微笑み返しを」を期待したが
ダメだった。次回はおねがいします。
砂ではVo以外、ハイ・スト−ンのメンツでのプレイとなった。
きどやんのVoはあいかわらずパワフルだ。セッション後半に突入しても衰えてはなかった。
おかべっち、ナオキくん、わったんともどもハイスト−ンで
腐るほど練習した曲なだけにソツなくプレイ。
わったんのハイハットワ−クもばっちり冴えていた。
私はというと、イントロのKeyソロ、歪み系の音が作れないので
オリジナルのギュィ〜〜ンという部分をsus4を基本とした上昇下降フレ−ズで
埋めることにした。オリジナルとは違うけど、
ま、自分らしさを出すということで(出てるのか、ホントに)??
ま、いっか。
後半、リフによるブレイク部分のピアノによるフィルも抜けることなく
プレイできて一安心(たぶん)。

いよいよ、6DOITの通しの時間が来た。
DTTで初通しである。
この初通しにおいて最高の功績者は誰がなんと言おうが
遊魔さんである。
もうすでにおわかりのとおり、OVERTUREでの功績は賞賛に値する。
しかも絶対音感をお持ちのようである。
あの曲を楽器で音出しをせずにフル・スコアに
起こしてしまうのだから。

出来上がりのスコアを初めて見たとき、手書きとはいえ、そのままブラスバンドに
持っていっても使えそうなシロモノだった。びっくりくりくりくりっくり。
本家でさえ実際にはプレイしていない曲をやってしまうというというのだから
まさしくとんでもない方々の集団である。
遊魔さんとパ−トの割り振りを考えていて実際ウマくいくのだろうか?
という不安もあったのだが、いざプレイしてみるとそんな不安もどこへやら!
私が言うのもなんだが、
Tomokoさん、遊魔さん、山下さん、そして僭越ながら(白根友夫みたい・・)私とこの4人での
アンサンブルは最高だったのではないかと思う。
事実、弾きながらアンサンブルの音を聴いていたが、特にE♭mになる箇所!!
鳥肌が立った。この曲は毎回セッションでやりたいね。鍵盤が4人必要だが・・。

ウォ− インサイド〜、テスト ザット〜で遊魔さんのプレイを初めて見ることができた。
テスト ザット〜に突入直前の高速駆け上がりフレ−ズもちゃんとコピ−して弾いておられた。
イントロユニゾン、すみっちさんとの息もばっちりユニゾってたけど、さすがに後半部分は
キツそうだったですね。曲が曲だけに初めてのプレイでそれこそピタリと
ユニゾるのは至難のワザやとおもいますけどね〜。
ソリタリ− シェルでM1による山下さんのピアノソロが聴けた。
アドリブもおりまぜつつのプレイだったと思う。相変わらず熱いプレイだなっと思う。
久しぶりに参加の天童さんもサラッとしっとりと歌い上げていた。
手数小僧も気合いが入っていただけあってシンセブラスのキメ部分も
ばっちりキマっていてカッコ良かった。
この曲もいつか仕込んでみよう。ハハ・・。
きどやん、ひろきさん、みなみさんは、ライブでプレイしたことがあるだけに
しっかりとしたプレイを披露していた。
この6DOITはだんぺいさん、あきらさん、手数小僧と3人のドラマ−が叩いたが
みんな特有のプレイスタイルがあるためか、オリジナルとは違う雰囲気になっていただろう。
いずれにせよ、だらだらした感じはなく、
アバウト トゥ クラッシュからグランドフィナ−レまで長さをかんじさせないセッションだった。
悔やまれるのは、今回私は6DOITからなにも曲を仕込んでいなかったこと。
次回は絶対なにか6DOITからプレイすることを誓った。

続いて
テイク ザ タイムではKeiくんが後半のギタ−ソロ部分ではじけていた。
Junkichiくんも堅実にプレイ。エンディングギタ−ソロはもっと引っ張る
かと思っていたけどね〜、というかもっと引っ張って欲しかった。
そして、今回のセッションの2つ目の大きな出来事、それは
メトポリを叩く女性ドラマ−、エラさん!!
前回の夏休みミニセッションでそのパワフルなプレイを披露していただけに
みんなの期待は大きかったハズである。
そして期待を裏切られることは決して無かった!!
私もDTTに参加するようになって数年が経ち、それによって
ウマい人のプレイをたくさん見てきてしまったために、それを当たり前のように
感じてしまう体質となってしまい、あまりプレイに感動するということすら
忘れてしまっていたのだが、エラさんのプレイを見て久しぶりに
おお〜〜〜〜!!
っとなってしまった。
中間部、後半ユニゾン部分、少し怪しげな部分があったけど
見失ってプレイが止まることなくばっちり叩ききっていた。
スゴイ!!エラさん。あなたはもうセッションの参加拒否はできません。
すべての事においてセッションを優先した人生をこれからは送らないと
いけません。これから各地開催のセッションも参加しないといけなく
なるハズですよ。
これであと女性VoとGtが見つかれば
DTT大阪ギャルバンド

も夢ではないですね!!

2回めビヨンド、途中いなきちくんによるリフ「ワワワ ワワワ ワワ ワワ」には微笑ましくりました。
山下さんにはお願いして最初のソロはK2600Rの音で弾いてもらいました。
ウェイト フォ− スリ−プでは遊魔さんのプレイでバッツさんがすんだハイト−ン
でせつなく歌い上げていた。
遊魔さんはデュオということで緊張していたかな??
そしてトリのラ−ニン、Key以外はいつも大阪でやっているメンツだ。
きどやんのVoは最後であるにもかかわらず曲中、最高音が必要と思われる
「ア−ア−ア−〜」の部分、ハイト−ンでかつパワフルなままだったし、
ナオキくんも安定したプレイを披露し、みなみさんはボトムをしっかり支えて、
あきらさんはパワフルで安定したリズムを叩き出す。
みんな堂に入ったプレイだ。
しかしこの4人よりももっと堂に入ったプレイをしていたのはTomokoさんだ。
DTT大阪第1回セッションで楽譜もないこの曲をプレイしているのを
見てからは私の中ではラ−ニンといえばこの方なのだ。
当然のごとく淡々とプレイされていた。おなじみのクリムゾンへと
突入して再びACOSの最後ギタ−フレ−ズをナオキくんが弾き
第6セッションはここに幕を閉じた。


あとがき

個人的な話になるが、今回も
ファ−ストからなにもできなかったことが残念。
キリング ハンドやフォ−チュ−ンがしたいね。
DOEでのおかべっちのドラエもん、見損ねた。
そして、
いなきちくんが参加していたのでユニマイがしたかった・・・
あとは本当のフリ−ジャムセッションがしたいね。

というわけで久しぶりに書くとまたまた長くなってしまいました。
今回はネタは少なくしたつもりです。

それでは、最後までお読みいただいた方に抽選でアルカリ電池か
爪切りを差し上げるかもしれません。


かしこ