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>> Ceratotheca triloba

ゴマ科 :Pedaliaceae
ケラトテカ属:Ceratotheca


Ceratotheca triloba - ケラトテカ・トリロバ - は2007年に 「てぬさん」 からタネを戴いて以来、拙コンテナ庭の定番になりました。

綿帽子のように柔らかな花のフォルムがお気に入りです。
葉に触れるとゴマの香りがします。

オイルが全草に行きわたっているのか、この植物に触れた後は指先が薄くコーティングされたようになります。

花期は播種時期にもよりますが、7月または8月にスタート。
拙バルコニーでは高さ150cmぐらいに育ちます。
春まき1年草です。
Ceratotheca triloba - ケラトテカ・トリロバ
 
属名 Ceratotheca (ケラトテカ) はギリシャ語の kerato (角のある) と theke (ケース) に由来 1)。実を見るとなるほどです。
私の印象は 「小トトロに似てる!」

ケラトトリといえば、トリケラトプス が有名ですね。
ガオガオ (と言ったかどうかはわかりませんが)Triceratops
C. トリロバの実
triloba は3つに浅裂しているという意味 2)
さて、C. triloba の花色としてはライラックとホワイトが知られています
(トップの写真はライラック)。
ところがある日、南アフリカのタネ屋さんでディープピンクを発見。
2008年のタネまきは三役揃い踏みとしゃれ込みました。

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播種1か月後のC. トリロバ
C. triloba の発芽温度は高く、25℃程度は欲しいでしょうか。

2008年 4月26日にタネをまき、1か月後には右のようになりました。

ところが思わぬ落とし穴が …
 
食害されたC. トリロバ
6月の頭にヨトウムシのディナーにされてご覧の姿に。

ひどいのは完食されて枯れてしまいました。ガォー!

トリケラトプスよ、白亜紀からよみがえり、君の仲間を餌食にしたヨトウムシに怒りの鉄槌を下し給え!
 
回復したC. トリロバ
トリケラトプスは現れません。
現れても困ります。

私は悲しみながらヨトウムシの食べ残しを大切に育てました。
食べ残しは成長し、幸い7月の初めには左のようになりました。

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C. トリロバのライラック
C. トリロバのディープピンク
7月23日にライラック (左) が開花。

ほどなくホワイトも開花して、8月16日には南アから来たディープピンク (右) がめでたく開花。

ディープピンクといっても、濃いピンクではありません。
けれど、うっすらと色が乗る程度のライラックとは違い、明らかにピンクです。

そして他の2種よりも花が大きい。株も大きい。
 
秋になり気温が下がると花の色が濃くなります。

栽培年数がまだ短く、さらに検証が必要かもしれませんが、ディープピンク (写真右) は30℃近い高温まきの方が発芽率が良いと感じます。

花が落ち、残ったメシベの先が割れたときに人工受粉するとよく結実します。

サウス・アフリカン・フォックスグラブ (South African Foxglove)、アフリカン・フォックスグラブ (African Foxglove) などとも呼ばれるこの花は、入手して以来夏の拙バルコニーを毎年彩っています。

(2009年9月16日)
【リンク /引用時のご注意】
C. トリロバのディープピンク

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参考 (先頭の数字をクリックするとページ内のリンク先へジャンプします):

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