妖怪とは、当たり前ではあるが、人間とは異なる生を受けたもの達の事である
彼ら妖怪は、父や母からではなく、強烈な「想い」から生じる。闇への恐怖、自然
への畏怖、伝説や神話を信じる人間の心から生れて来た影の生き物たち・・・
それが妖怪と呼ばれる存在である。
命を支えているのは、まだ正体の分かっていない、不思議なエネルギーだ。そ
れは、「気」や「オルゴンエナジー」や「オーラ」と呼ばれているエネルギーと、人
間の強い「想い」が出会ったとき妖怪は生まれる訳だ。
妖怪たちは、程度こそあれ超常的な超能力を持っている。姿や形を変えること
は勿論の事、羽も無いのに空を飛んだり、燃料も無いのに火炎を吐いたり、どこ
からもともなく、物質を取り出したりする事が出来たりする。しかも、力が強く、ちょ
とやそっとじゃ死なないうえ、大怪我を負っても瞬く間に治してしまったりする奴も
居たりする。
しかし、彼ら妖怪にも弱点を持っているものも多く、必ずしも不死身と言う訳では
無い。「こうすれば、この妖怪は死んでしまう」と言う人間が考えれた方法で殺され
ると、指し物の妖怪も死んでしまう(例:ドラキュラは、太陽の光を浴びたり、心臓
に杭を打ち込まれたりすると死んでしまう)もっとも、限界を超えた怪我を負っても
死んでしまうが・・・・
だが、それでも完全に死んだわけでは無い。人間がその存在を信じている限り
人間が、忘れないかきり何度でもよみがえってくる・・・
それが、それこそが「妖怪」なのである。