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9月23日付け『聯合新聞網』は、信用格付け会社・ムーディーズが22日、台湾政府の為替格付
けと自国通貨格付けを「Aa3」を維持するとしたと伝えた。台湾政府の債務はしだいに膨れ上 がっているため、今年初め、Fitchi及び Sandard& poor'sは台湾の格付けを引き下げ方向に 修正した。これに比べてムーディーズは楽観的な見方をしている。
ムーディーズのアナリストはインタビューに答えて、台湾には格付けの展望を引き下げ方向
にする如何なる理由も見られない、という。ムーディーズも台湾の来年の債務は法定の上限を 超える可能性が濃厚だと考えてはいるが、しかし台湾にはプラスの要素もあるためである。す なわち、中国との関係が密接で、台湾の将来的な経済成長は力強く5年以内の債務は減少す ると見られること、また、台湾の金融機関は金融危機の痛手が軽いこと、低利率が政府の債 務負担を軽減することなどである。
比較的マイナスの要素は、個人投資が減少すること、構造上、右肩上がりの経済活動に転
換できないことなどであり、これらにより台湾は中期的な不確実性に直面している。
2009年9月24日
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