ダライラマ訪台を7割以上の国民が好意的に受け止める


9月3日付け『自由時報』では今回のダライラマ訪台に関するアンケート結果を掲載した。主な
結果は以下のとおり。

ダライラマの記者会見と講演会のキャンセルについて
 中国が台湾に圧力をかけた結果だと思う→そう思う51%
                           そうは思わない36.8%
                          (民進党実施)

 ダライラマの訪台が物議を醸した最大の原因は中国の干渉である   
      →そう思う55.8%
 中国のダライラマ封印は正義に反する→そう思う56.5%
                     (以上、台湾団結聯盟実施)
  
 ダライラマ訪台は台中関係にマイナスの影響があるか
      →そう思う39.9%
      →そうは思わない52% (民進党実施)

 ダライラマの訪台は人道的な思いやりと宗教上の祈りに基づくものである→そう思う61.6% 
(台聯実施)

 同上→そう思う67.2%
そうは思わない23.4%(民進党実施)

 スクランブル分析ではこの質問について、国民党支持者といえども5割7分が「そう思う」と考
えているとなった。

 民進党がダライラマを招聘したのは政治目的のためであり、わざと馬英九に難問を出した
            →そう思う37%
              そうは思わない50.7%

 民進党の一部団体対抗する抗議行動について
      →適当でない77.7%
       適当だ13.2%

 北京政府がダライラマ訪台を激しく批判し、台中間の交流に水を差すと吹聴したことについて
    →このような中国の行為は妥当ではない79.6%
                    妥当である8.8%

 全体として、民進党、台聯のアンケートではともに7割を超える国民がダライラマの被災民へ
の祈りを好意的に受け止め、プラスの感触を持っている。 

このほか、3日に『聯合新聞網』で配信された動画では、台湾のテレビ局「中天」の女性キャス
ターが、北京のメディアと中継で討論した際、「被災民が大変なときに押しかけてきて祈ってあ
げるなどとは適当でない」「強制された善意は善意ではない」「なぜこの時期にやって来るの
か」など、ダライラマを批判する内容の発言をしたため、ネット上で非難を浴びていると伝えて
いる。(動画の配信元はテレビ局「TVBS」)
2009年9月3日


戻る
戻る