日本では反日活動家として知られる高金素梅立法委員（国会議員）のこの10日あまりの行動
について、台湾のメディアは次のように伝えた。

　8月9日付け『自由時報』：高金氏らは前日8日に反靖国神社デモ及び「在日殉難中国慰霊
祭」に参加した。慰霊祭は中国大使館が主催者に名を連ね中国駐日大使・崔天凱氏も出席し
たため、日本のメディアは中台が手を携えた「抗日」だと指摘した。この「抗日」という表現に高
金氏は反発し、2002年から「我が祖霊を返還せよ」運動を起こし、台湾の原住民（先住民族）
の先祖の名が靖国神社から削除されるよう願っていると表明した。

　8月13日付け『自由時報』：高金氏らが靖国神社に闖入し、日本側の抗議が起っている。これ
に対し台湾の駐日代表処の職員は、「これでは彼女が日本に来て大便をして、代表処が彼女
のお尻を拭いてあげているようなもんだ。」と話した。

　8月19日付け『聯合新聞網』：原住民の居住地域が台風被害に苛まれている折、19日、高金
氏は「台湾少数民族訪問団」を率いて北京に到着した。これは中国共産党の中央台湾工作事
務所の招きによるもので、高金氏は1年前にスケジュールは決まっており、今回の訪問は今後
の原住民の発展にとって重要だと述べた。

8月20日