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8月8日は台湾では父の日。88の音声が国語(標準語)でパパの音声と同じであることから
この日を父の日としている。8日付けの『自由時報』では、父の日を祝うためレストランは予約 でいっぱいとの情報を伝えている。あいにく台風に水をさされたとはいえ、週末ということで今 年は例年より少なくとも2,3割予約件数が増加しているという。過去には父の日の贈り物とし て現金のプレゼントがトップだったが、今年ははじめて父親といっしょにレストランでの食事がト ップになった。父親にプレゼントをする人自体も例年より7パーセント増の76パーセントに上る という。
こうした父の日の和やかな様子が伝えられる一方、8月4日付けの『聯合晩報』では、父親の
2割近くが毎日、子供につきあえる時間は1時間未満で、4割の父親が親子ですごす時間が足 りないと認めていると伝えている。
また、過半数の母親が父親が子供とすごす時間が短すぎると不満を持っているほか、5割6分
の母親が自分の夫は家事を分担し子供の送り迎えもする「バランス型」の父親であるとする一 方で、1割5分の母親は自分の夫は仕事が忙しかったり外回りが多かったりする「欠席型」の 父親、或いは家に帰ってきてもインターネットをするだけの「心ここにあらず型」の父親であると 考えているという。
さらにこの記事では、父親の世代間ギャップも益々明らかになってきているとする。民国60年
代、70年代生まれ(すなわち1970年代及び80年代)の世代では、家庭のために昇進をあきら めてもいいと考える比率が民国40年代生まれ(すなわち1950年代)の世代のベテランパパより も多く、また、7割5分の若い父親が育児休暇を申請して全身全霊で育児をしたいと考えてい る。民国40年代世代ではこれと同様に考える人は5割に留まるという。
2009年8月8日
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