これは、1996年のアメリカ映画。日本では1998年(平成10年)の5月に公開されている。ちなみにあの、「タイタニック」と同時期。
監督のスパイク・リーは、私の大のお気に入りでこの作品は「クロッカーズ」と並んですごく好きな作品。
ストーリーは、1995年10月14日から16日の3日間のバスツアーを追ったロードムービー。そのバスツアーはワシントンD・Cで行われる黒人男性の大行進「ミリオン・マン・マーチ」に参加しようとL.Aから大陸横断に出発する一行。なんの共通点も無いバラバラの13人の乗客たち、ゲイカップルや手錠でつながれた父子、イスラム教の黒人、映画学科の学生、ミュージシャン、孤独な老人・・・そしてドライバー(途中から白人のドライバーに交代する)と添乗員。彼らが、バスのトラブルや、もめごと、けんか、いろんなことに遭遇し、そしてバスは走る。そうしてそれぞれの人生や、心の中を、今までの生き様を、映し出してゆくのです。
最後はどうなるのかは、書かないけれど、とても悲しい場面の後に、バスの中で添乗員のジョージが祈る場面は、とても感動的です。黒人社会だけのことでなく、人間同士の絆とか愛情とかそう言う事も考えさせられる作品です。
それと、いつもながらスパイクの作品は音楽がすばらしい。今回もスティービー・ワンダーや、ネヴィル・ブラザーズ、カーク・フランクリン、アース・ウィンド&ファイヤー、など新旧世代のブラックミュージックを代表するようなアーティストが、ずらり。でも私のお気に入りはサントラの一曲目に入っている「SHABOOYHA(ROLL CALL)」by The Bus Crew アーティスト名でおわかりの方もいらっしゃるかもしれないが、映画のなかでのバス乗客が歌って(?)いる。歌というよりは、自己紹介のように「♪ my name is・・・」「year!」ってな感じで名前なんかをラップのように歌うのです。その合間に合いの手のように♪SHABOOYHA、SHABOOYHA、ROLL CALL♪と全員の声!いつか私もこんな自己紹介がしてみたい!??
バスで走っている途中でドライブインに立ち寄るシーンも好きです、アメリカっぽくて。出演者の中ではイザイヤ・ワシントンが、すごくかっこいい!いつも自分の映画に出演するスパイクは、今回は残念ながら登場していません。
そうそう,この映画のエンドクレジットと同時に流れるのがココを見てくださってる方の大半がご存知,6Dも歌っているカークの「My Life is in Your Hands」です。
○ゲット・オン・ザ・バス(GET ON THE BUS)
1996年・アメリカ・121分
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