ホンダ シルクロード
【最終更新:2007年2月5日】
私はド素人である。
スクールに入ったこともないし、教えてもらったこともない。
もちろん、そんなだからバッジテストも受けたことがない。
我流で身に着けたスキー技術なのである。
技術と呼べるかどうかも???だ。
ただ、我流ながらにそこそこ滑れる。
それこそ、横好きで培った滑り。
だから、本格的な調査をしようとして、間違ってこのサイトに迷い込んでしまった方には
申し訳ないが、あくまでも素人評価なので、もっと詳しいサイトを探された方が良い。

SALOMON Teneigty Foil(166cm)
2006シーズンより使用
慣れるまでの感想・・・。
このタイプの板を初めて履いたからかもしれないが、初滑り時は極端な言い方だが、初めてスノーボードを
履いた時のような感じがした。

そう、違和感そのものなのである。
1本滑って「買うんじゃなかった!」と頭を抱えたくらいだ。
まず、今までの板と同じように膝を内に入れてターンをしようとすると、ターンの途中で板が先に走ってしまい、
体が板の中心から外れてしまい不安定感を強く感じた。
つまり、ターンの頂点で板が前に抜け、後傾姿勢になってしまい、不安定感を強く感じたのである。
また、外足加重でターンをすると、内側の板が幅が広いために
雪面に接触して暴れてしまった。
特に、コブ斜面では内側の雪面への接触で足は開きっ放しと言う不恰好な滑り方になってしまった。
ちなみに、今まで履いて板はサロモンのクロス・スクリーム。
極端なカービングタイプではないが、それなりに今時の板。
慣れてからの感想・・・。
な〜んて面白い板なんでしょっ!
体全体を倒すようにして両足加重でターンすると、板は暴れることなく面白いように楽に、ズレの少ない
ターンができるのである。
感じとしては、インラインスケートや芝スキーみたいな感じ。
ターンの切り返し時の板が前に抜ける感じに慣れると素早いターンができる。
(できていると勝手に錯覚か・・・?)
しかも、コブの中でも扱いやすく、足裏全体に感覚が伝わってきて、スピードのコントロールもしやすい。
これは、靴のソールが柔らかいのも関係しているんだろうか?
山小屋の階段を降りていて分かったのだが、階段の角が土踏まずに食い込むように感じられるのである。
また、キッカーやコブを使ってのジャンプでは、飛び出しもランディングも安定していて怖さもない。
とは言っても、過去にジャンプで失敗して靭帯損傷、肋骨骨折、はたまたリフト2本分の意識がなかった
(逆行性健忘と言うやつ)のを
経験してるんで、それがトラウマになってて、思い切ったことができないが・・・。
で、新雪も浮力感があって、例えて言うならスノーボードで新雪を滑ってるような感じ。
湿りっけの多い深雪でも力を必要とせず楽に操作できる。
そんわけで、今はスッカリお気に入りのスキーである。
ちなみに、私は靴のバックルを強く締めるのが嫌いでルーズに履いている。
特に足関節が動きやすいように、足首のバックルは外れない程度に緩めにしている。




K2 APACHE CHIEF(174cm)
2007シーズンより使用
今シーズンの新たな道具。
実は、この春にカタログを見て衝動的に注文していたのである。
K2のアパッチ・チーフと言う板。
不整地が90%で整地が10%と言う、いわゆるバックカントリーに適している板。
私の買ったのは長さが174cm。
ただ、バックカントリーなどと言う大それた滑り方を、いつもいつもしてるわけではない。
新雪が積もった時と、ゲレンデを外れた不整地を滑る時に使うくらいのと、時々だけど山を登ることがあるくらい。
で、この板の特徴は、131mm/98mm/116mmと幅が広い。
ま、幅が広いのが最近の板の特徴なんだけど・・・。
昨年から使っているサロモンのテンエイティー・フォイルと並べてみると、トップとテールの幅は1cmくらいしか
広くないんだがセンターはかなり広い。
今年は暖冬で雪が少なく、パウダーを楽しめるコースに十分な積雪がなかったことや、雪が降ったときに
仕事や私用のためにパウダーを攻められなかったんで、この板を使うことがなかったんだけど、
このままだとシーズンも終わっちゃいそうなんで人工雪コースで使ってみた。
なんと、平成19年2月1日にして初めての使用。
で、その感想を少々。
今日は、雪質はザラメ雪で、気温が低いためにところどころ凍ってて、グルーミングが行き届いてなくて、
少し荒れていた。
最初に、いつも使ってるサロモン・テンエイティ・フォイルを使って5本ほど滑った。
K2・アパッチ・チーフに履き替えて滑ってみると・・・。
「アレ、普通!」って感じだった。
もっと、滑りにくいことを期待していたのである。
一応、カタログでは不整地がウリの板なんで、整地では扱いにくく、不整地で本領を発揮してくれると板であることを、
密かに期待していた。しかし、高速の大回りも小回りも、何の違和感もなく出来ちゃうのである。
少し、重さが気になるのと、そのために機敏な動きがしにくいくらい。
ただ、その重さも慣れてしまえば問題なし。
この板しか買ってなくて、この板しか乗ってなければ、これで満足してるんだと思う。
両者を何度か履き替えながら滑っていて感じたんだが、この2本の板をバイクに例えると、
サロモン・テンエイティ・フォイルがモトクロス用バイクで、K2・アパッチ・チーフは大型オフロードバイクって感じ。
午後になって吹雪いてきて視界が悪くなったときに、テンエイティ・フォイルだと雪面の凹凸が見えないと
弾かれてバランスを崩したのに、アパッチ・チーフはバランスを崩すこともなくガンガン行けた。
最終的な評価はパウダーを滑ってから書くことにしよう。
で、平成19年2月5日に2回目の使用をした。
今シーズンはもう雪が降る気配がなく、パウダーで試す機会がなさそうなので、中途半端だけど推測を含めた
インプレッションを・・・。
この日の整地の状況は、午前中は雪質はしまり雪で、午後からザラメ雪。
そこそこ大きなコブ斜面あり。
不整地は、膝くらいの深さで重い湿った雪で、先日の降りたてパウダーを滑った跡の残る強烈に
悪いコンディション。(2月5日の日記の写真を参照)
まず、整地の中くらいの斜面で、それほどスピードを出さない状況。
不整地用の板とは思えないくらい扱いやすい。
想像以上に小回りが可能。
テンエイティ・フォイルと比較すると、やはり重さを感じるが、これは板が長いし幅も広いから仕方ない。
次に、整地急斜面をスピード出した状況。
板の内側エッジのセンター(ブーツの辺り)が引っかかる。
感じとしては、高速になるほど板が反るために、サイドカーブの少ないこの板はセンターが雪面を強く捉えてしまい、
板が暴れて抑えが効かなかった。
また、板の幅が広いためかズラシがしにくく、スピードコントロールが難しかった。
結果としては、整地急斜面は滑りにくいと思う。
まぁ、これは技術的な問題でもあるかもしれない。
次に、コブ斜面。
さすがにこれは厳しい。
滑ることは出来るが、面白さを感じられなかった。
センター幅の広さがコブに引っかかり、スピードに乗れない。
次に、不整地。
これは、この板の本領発揮と言ったところ。
あれだけ荒れた悪い深雪でも楽に滑れることが出来た。
大回りも小回りもバッチリ!
十分な浮力を感じることが出来た。
また、起伏を利用して3〜4mほど飛んでみたら、ランディングが安定している。
これから考えると、降りたてのパウダースノーでは、十分な浮力と操作性で面白く滑られるんだと思う。
今シーズンはパウダーを期待できないのが残念無念・・・。






ホンダ シルクロード
私の小道具一式と言っても、そんなに大袈裟なものでない。
ザックの横に折りたたみイスとテーブル代わりに使ってる小さな折りたたみイスをくくりつけ、ザックの中に
バーナー、水、食材、ワックス、タオルなどを入れてスキー場に行っている。
そして、適当な場所の木の枝や、雪が降ってるときには物陰に置いたままで滑っているのである。
そして、休憩するときには写真のように至福のときを迎えるのである。
今まで盗難にあったことはないが、盗られても惜しげのないものばかり。
だからと言って、盗らないでねぇ〜!
Photo_3




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