8月8日(日) 曇りのち晴れ 最高気温 31度ぐらい以上

 3日目も朝はむそーさんの携帯電話の目覚ましで目覚める。昨日と違ってやや疲れが出ている2人。ライブ観戦疲れというより
も何かが足りないような感じだった。空は曇が覆っていてる。朝の準備をして朝食を食べる。食べながら壁掛け時計に目をやると、
7時30分を過ぎていた。2人とも昨日よりペースが遅いことに気付き急いで食べた。8時過ぎにむそーさん宅を出発していつもの
セブンイレブンへ行く。今日はロックアイスの替わりに板氷1袋とロックアイス2袋、さらに栄養ドリンク2本、ポカリスェット1リットル
ペット×2本を買った。昨日と同じようにクーラーボックスに詰め込んで、フェス会場へ出発する。出発の際に先にコンビニを出発し
た軽自動車にはRIJのTシャツを来た3人の女性が乗っていて、むそーさんが「おれ、あっち乗っていくから運転してきて〜」と言っ
た。やっちぉも「おれが乗ってくちゅうねん」と言い返した。
 メインスリートに出て、第2駐車場に駐車場へと進む手前の第1駐車場で、警備員のおじさんに誘導されて中に入り、誘導される
まま駐車した。入口では2枚目の駐車場利用のビラを受け取る。受け取った際に。むそーさんが「おっ、昨日より紙質良くなってな
いか?」と言ったが、車内にに残されていた昨日のビラと比べたが同じものであった。
 駐車場から翼のゲートへは一旦歩道に出て向かった。今日は手にリストバンドを装着済みなので、リストバンド口へと進む。昨日
より20分ほど遅く到着したのもあって、ゲートよりかなり後方に並んでいた。周りの人は食べながらパンやおにぎりを食べていた。
そのうちにかなり後方までゲート開門を待つ列が出来ている中も新宿や近隣のホテル、JR勝田駅からのシャトルバスが引っ切り
無しに到着する。
 8時30分に規制入場が始まり、ゆっくりと列が進んでいく。翼のゲートを通過しGLASSステージへと向かう。昨日より遅いペー
スだったので2人とも少し焦っていた。GLASSステージに着き大草原を見渡すと、昨日と同じような光景が広がっていた。昨日と
ほぼ同じ西日の陰になりそうな場所にシートを敷いた。
 着いて早速ビールを飲み始めた。空も晴れて朝から暑くなってきた。やっちぉはビールを1本飲んだ後にHYのアーティストグッズ
売り場へと出かけた。アーティストグッズ売り場はアーティスト別に並ぶのだが、一番並んでいるのがHYだった。約150〜200人
の列に並んで待つこと約1時間で最前列まで進んだ。HYのTシャツとタオルを買った。タオルは500円と格安である。
 シートへ戻るとむそーさんがこの日3本目のビールを飲んでいた。買ったTシャツに着替えて、さらにタオルを首に巻いた。
やっちぉも1本ビールを飲みステージ前方のスタンディングゾーンへと向かった。


          
10時25分 GLASSステージ        10時27分生搾りを飲むむそーさん     10時27分淡麗を飲むやっちぉ。


 1.HY 11時00分〜 GLASSステージ
 10時30分を過ぎてむそーさんとスタンディングゾーンへと向かった。スタンディングゾーンには既に多くのHYファンが詰め掛けて
いる。だが、思ったより空いていてかなり前まで進むことができた。10時50分を過ぎるとスタンディングゾーン内に人が溢れ出し
た。周りを見回すとかなりの人が詰め掛けている。暑さもあってCREWスタッフが観客に水をかける。ステージに向かって少し左
側の男性3人が水が欲しいゼスチャーを見せていて、CREWスタッフが集中して水をかけていた。これの影響もありむそーさんも
やっちぉも水を浴びて濡れた。
 11時55分に今日も渋谷校長先生が登場。と同時に会場内も盛り上がる。まるで応答するかのようにキャッチボールをしていた。
まもなく11時になりHYが登場すると観客が一斉に声を上げ盛り上がる。HYも負け時と一発目から飛ばしていく様子で数万人の
フェス参加者の音楽魂に火をつける。そして1曲目に「Street Story」が始まると一気にGLASSステージがひとつになり地響き
を起こし出した。そう、みんなが飛び跳ねるので大草原の地面に震動が起こっているのだ。やっちぉはむそーさんから離れつつも
我を忘れてHYの演奏に合わせて盛り上がっていた。3曲目が終わりHideがMC中にIzuが間違えてキーボードのキーを押さえ
てしまい音が出る。その音にHideが驚きながら反応した。まるでツッコミで出した音のようであった。さらに4曲目のイントロであ
るキーボードのメロディーをIzuが間違えると、すかさずHideが「緊張してんの?かわいー!」とからかう。そしてファンからも「Izu
かわいいー!」とこだました。約1時間で完全燃焼してやっとフェス参加の意義と楽しみを思い出した2人だった。


 曲目: 1.Street Story  2.トゥータン  3.ささくれ  4.てがみ  5.そこにあるべきではないもの
      6.AM11:00  7.フェイバリットソング  8.ホワイトビーチ  9.隆福丸


               
10時35分 スタンディングゾーン             10時49分 開始直前。すでに超満員


 2.椿屋四重奏 12時05分〜 LAKEステージ
 12時頃にライブが終了し、むそーさんとやっちぉはシートまで戻りLAKEステージへ移動する予定であったが、HYのライブ観戦
に疲れて行く元気がなかった。というわけで中止となった。


               
12時06分 HYライブ終了後               12時38分 ハングリーフィールド内「延楽」


 そして30分ほどシートでビールを飲みながら休憩した2人はハングリーフィールドへと向かった。目的地は料亭の味「延楽」。
昼過ぎという時間帯も重なって長蛇の列が出来ていた。むそーさんは冷やし梅茶漬けのみ、やっちぉは冷やし梅茶漬けと梅酢
水を買い、座って食べられる場所を探していた。むそーさんが2席空いているテーブルにいた女の子2人に声をかけて空いている
ことを確認し座って食べた。


 3.松本素生(GOING UNDER GROUND) 13時00分〜 DJブース
 13時近くになり、松本素生のDJブースを覗くことにした。その途中にHMVブースの屋根に浮かんでいるマスコットの犬に出会
った。今年も元気そうである(謎)。そしてDJブースへ。DJブースでは既に食いしん坊の松本素生のDJショウが始まっていた。
ブース内に入ると淡々とターンテーブルを回す姿が観られた。音楽も素朴なラテン調であまりにも淡々とDJしている姿を見て、
一気に力が抜けてきた。まもなく2人ともDJブースから脱出して、LAKEステージ方面へと向かった。


               
13時 今年も健在、HMVの犬               13時06分 DJブースにて


 4.クラムボン 13時10分〜 LAKEステージ
 GLASSステージ内にあるインタネーットスペースへ。スペース内にはimacのPCが約20台設置されており、当日のライブレポー
などのネットを自由に利用できる。中に入ると空いてたがPCは全て占有されていたので、諦めて帰りに立ち寄ることにした。
 LAKEステージ方面へと歩きの手前にあるひたちなかみなと屋からたまごの森を通り抜けて湖畔を回って、昨日立ち寄った記念
の森レストハウスへむそーさんを連れて行った。昨日と同じ女性が店内にいた。さらに、CREWのTシャツを着たおじさんが一人ビ
ールを飲んでいた。むそーさんと昨日飲んだハーブティーセットを注文する。2人はそれぞれ違うハーブリーフを選んだ。むそーさん
はポットに入れたお湯の色がリーフにより透明から変化していく様子に見入っていた。3分用砂時計をやっちぉとむそーさんで順番
に使った。
 CREWおじさんはコテージへ出てビールを出ていたが、しばらくして3杯目のおかわりをした。店員さんの話では、沖縄出身の
方で沖縄と東京にある会社に勤めているという。また今日は最終3日目であるが、撤収班が午後3時に集合するらしい。


               
13時50分頃 クラブボン演奏中            13時56分頃 LAKEステージ裏の湖畔


 13時50分を過ぎ、店員さんに来年また来ますと挨拶をしてレストハウスを出た。コテージで寛いでいたCREWおじさんにも声を
かけて挨拶をした。LAKEステージに向かって湖畔沿いを歩いているとGLASSステージからのエレファントカシマシの大音量が
響いてきた。LAKEステージに近づくとクラムボンの演奏が聴こえてくる。不思議な光景である。
 LAKEステージ内に入場し、ハイネケンビールの店舗で2人ともビールを買い、そのまま退場してひたちなかみなと屋へ向かう。
ひたちなかみなと屋で五浦ハム焼きを買うために行列に並ぶ。2人とも片手には紙コップに入ったハイネケンビールを持っている。
ハム焼きの社長さんは昨日より煤けており、真っ黒になっていた。並んで待ってるうちにハイネケンビールが温くなってきた。これ
がまたマズさを一層引き出させる(爆)。むそーさんと相談してハム焼き2本としゃも焼き2本を買おうと決めたが、ハム焼き以外は
売り切れであった。ハム焼き2本を買い、みなと屋敷地内にイス2つをみつけ座って温まったビールを飲みながら一緒に食べた。
14時40分を過ぎて奥田民生を観るためにGLASSステージへと向かった。


 5.不足の美〜YO−KING&峯田(銀杏BOYZ) 14時50分〜 DJブース
 GLASSステージのゲートを入って右側にあるインターネットスペースへ。DJブースとインターネットスペースは年々GLASSステ
ージの外側へと移動させられている。PCが空いていたのでむそーさんと2人でそれぞれノートPCを触ってライブレポートを観てい
た。むそーさんが8月7日の16時20分に突如飛び入り参加したDon Doko Donの山口智充のライブレポートを観て悔しがって
いた。
 と、その時にDJブースから「YO−KINGです!!」と音が聴こえてむそーさんが瞬間的に反応した。そしてすぐに2人はインタネ
ットスペースから飛び出してダッシュでDJブースへ。するとYO−KINGと銀杏BOYZの峯田がいるではないか。むそーさんは思わ
ぬ騒動に驚きながら感動していた。奥田民生は同じ15時から開始されているのだが、2人とも民生はここが終わってからでいい
という意見で一致した。峯田は車椅子に乗っていた。どうも昨日のLAKEステージのライブをあの炎天下で一青窈もハイヒールを
履いていたのに裸足で登場したために、足の裏の皮がめくれたらしいとのこと(爆)。
 2人のユニット不足の美はいつの間にやらDJブースを越えて第3のステージ化していた。峯田は「おれのライブの時なんてブサ
イクなやつばっかなのに、YO−KINGさんの時はかわいい娘ばっかでさ。。。」などと愚痴をこぼしていた。また、YO−KINGの
YUKIとの夫婦生活について峯田がYO−KINGに「幸せそうだね?」と聞くとYO−KINGは「子供がかわいくて。。。」と笑顔で答
えていた。峯田はYO−KINGがファンからブーイングを受けるだろうと思って言ったらしいのだが、そこは包容力のあるファンなので
拍手で祝福した。スペシャルライブは約30分続いた。


3日目にしてひたちなかにも本格的な夏がやってきたものの、この時間になると暑さも和らいできた。シートゾーンに戻ったやっちぉ
とむそーさんは再びビールを飲み始める。さて、平井堅と聴けば、たいていの老若男女は「おおきな古時計」を唄っている人という
ほど日本的音楽をイメージする人が多く、そんな彼がロックフェスに出演するのは違和感を感じるが、こういう場所で十分実力が発
揮できると確信していた。ロックというジャンルを超えた音楽という大きな世界を身体と声で伝えることができるアーティストである。


 6.奥田民生 15時00分〜 GLASSステージ
 15時から始まっているGLASSステージの裏でYO−KINGがDJブースを乗っ取っている光景は面白かった。どこか計画的にさ
え感じられる。15時20分過ぎにシートのある場所へ戻ると2人ともDJブースでの余韻を残しつつビール片手に奥田民生を観た。
今年も相変わらず挑戦的なライブ内容である。4曲目の「何と言う」は8月25日発売の新曲。6曲目の「人ばっか」はファンで話題
沸騰中のユミコーンの曲が引用されている楽曲である。7曲目は「イージュー★ライダー」、民生が「これはみんな歌えるよね?」と
サビ部分を会場にマイクを向けたら、会場内はサビを大合唱し一体となる。もちろん2人も大合唱する。だが、この裏でYO−KING
がDJブースに登場していることなど、奥田民生を観ていた2人の周りの人は知らないのであった。


 曲目: 1.俺は知ってるぜ  2.MILLEN BOX  3.ライオンはトラより美しい  4.何と言う  5.スカイウォーカー
      6.人ばっか  7.イージュー★ライダー  8.サウンド・オブ・ミュージック  9.御免ライダー
     10.まんをじして  11.トロフィー


          
15時26分 奥田民生ライブ中       15時26分 スタンディングゾーン     15時26分 シートゾーン


 7.岡村靖幸 17時40分〜 GLASSステージ
 昨日とは全く違う青空がこの時間も続く。暑さも続いている。1日少ない分どこかもの足りなさを感じるこの夕暮れ時にGLASSス
テージに登場するのは岡村靖幸である。去年と同じ日程・時間帯に登場となる。昨年はわずか30分という驚異の短さで終了した。
それでもファンは岡村靖幸の復活に満足していた。そして今年のかけて「モン・シロ」と最新シングル「ミラクルジャンプ」をリリース
し活動を本格的に再開し、さらに太った(謎)彼を会場が温かく迎えた。むそーさんは岡村靖幸のライブに聞き入っていて盛り上が
っていたが、やっちぉはお手洗いがてらGLASSステージ散策へと出かけた。


            
(左)17時42分 ・(右)17時50分頃 GLASSステージ後方に沈む夕陽にて     17時30分頃 岡村靖幸ライブ中


 ウォークマンブースには、歴代のウォークマンが飾られ、ウォークマン世代の音楽好きにはかなり興味深かった。そのブース内
ではソニー製パソコンであるVAIOとNetMDを利用してパソコンの専用ソフト内にダウンロードされている楽曲から1曲を選び、MD
へ転送するというキャンペーンをしていおり、早速試してみた。操作は簡単であるが、機器をソニー製で統一する必要があるので
拡張性がもうひとつのように感じた。身長155cmほどの可愛いキャンペーンガールが対応してくれたが、その娘のリストバンドを
見て、スタッフ用のバンドは白地に赤文字であった。非売品のミニディスクにはYO−KINGの楽曲を1曲入れてプレゼントしてくれ
た。実は、ミニディスクは楽曲入りがYO−KINGの「ずっと穴を掘りつづけている」入り1枚と「Hey!みんな元気かい」入り1枚、
さらに封を開けていない1枚を合わせて合計3枚もらいました。もらいすぎですか?(汗)


                
ウォークマンブースでもらったグッズ   キャンギャルのスタッフ用リストバンド     非売品のミニディスク


 8.東京スカパラダイスオーケストラ 19時00分〜 GLASSステージ
 岡村靖幸のライブが終わり、会場内にはあと少しで終わりが近づいている予感がしていた。最後は東京スカパラダイスオーケス
トラである。その前にお手洗いに行ったが、撤収班が会場入りして作業をし始めているのか、会場内に貼られた誘導ロープが撤去
されていた。
 スカパラには今さら期待することなどない。スカパラの音楽は楽しいとか盛り上がるだけでなく、誰でも平等に自然に楽しめる音楽
だからだ。彼らが魅せる音楽そのものを身体で感じてそれを身体で表現する、それがスカパラなのだ。日が沈んで辺りは真っ暗だ
が、シートは敷いたままでいた。19時過ぎにスカパラが登場すると会場内から歓声があがる。さらに演奏が始まると自然に身体が
動き、盛り上がる。なんのためらいもなく自然体で盛り上がっていた。スカパラの演奏を聴きながら2人は思い思いに聴いたり、踊っ
たりしていたが、いつのまにやらむそーさんが左隣でシートを敷いてその上で踊っていた女性と盛り上がっていた。ライブも終盤に
近づき、むそーさんとやっちぉはその女性2人組と一緒に盛り上がっていた。
 アンコールの「A Quick Drunkerd」で盛り上がりも最高潮に達しライブ終演した。ライブが終演するとスタンディングゾーンから
女性らの連れが2人戻ってきた。4人組みの女性は水戸出身らしかった。むそーさんが4人の写真をインスタントカメラで撮るが、
1枚目はフラッシュボタンを押していなくて失敗し、2枚目を撮影した。


                
19時17分 東京スカパラ演奏中    19時30分頃ライトアップされた観覧車    19時50分頃 終演間近


 RIJ3日目終演その後
 ライブ終了後に花火があがる。GLASSステージの終演を飾る花火である。ライブ終了後、4人組の女性に「また来年!」と挨拶
した後、規制退場の中を出口へ向けて歩いた。3日目は朝から完全燃焼し、最後のスカパラも完全燃焼したため、むそーさんもや
っちぉも疲れきっていた。むそーさんはアルコール残量分と身体の疲れで、帰宅時の運転がやや危険であったが、なんとかむそー
さん宅方面へと辿り着いた。途中コンビニで2人はそれぞれ買い物をして帰った。むそーさんの部屋に戻るやいなや、疲れからか
何もやる気がなくなっていた。コンビニで買ったものを食べて飲んで、まもなくやっちぉが押し切りで寝ようとすると、むそーさんも寝
る準備をして寝た。


                
20時16分〜  ひたちなかの夜空に打ち上げられるROCK IN JAPAN 2004 終演の花火


 8月9日(月)RIJ2002 終了後へ