響忍寺(こうにんじ)

所在地:大津市木下町

春台山(しゅんだいさん)響忍寺(こうにんじ)

宗派:浄土真宗大谷派

本尊:阿弥陀如来

由緒
 元和年間
(1615〜23)、僧宗慶の開基で春台山響忍寺と号す。浄土真宗大谷派で、元和5年(1619)にこの寺を開基した釋宗慶は、粟津に土着の粟津氏の一族といわれています。寺号の響忍は大無量寿経中の「一者音響忍」による。

寺地は元旧浜田町から旧相模町へ(火事等により)移りその後、城内高禄屋敷入りした家老の村松八郎右衛門の空屋敷の現在地に移って来た。

この寺の特徴
 (1)大門(表門)は武家の長屋門が昔のままの姿で残されている。
    江戸時代、武家屋敷で敷地の周囲に家臣を住まわせる長屋を建てその建物の一部に扉をつけて門としたもの。
    門の屋根は左右の長屋と棟続きで一連のものとなっている。石高によりその形式が定められていた。
    また、地方の名士や旧家などにも長屋門を持つ事が認められた。

 (2)門を入った右に木下町の名の由来といわれる松の古木の切り株がある。

 (3)鐘楼への登り口左に半ば埋まってはいるが遠州七窯の一つ膳所窯があった泉水寺名入りの石の手水盤がある。 

 (4)境内には明治29年の大洪水跡を記録した碑がある。

武家屋敷の長屋門を引継ぐ表門

泉水寺にあった手水盤

大洪水の水位碑