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もとより当社の製品開発には広大な試験場の存在が不可欠であり、その用地確保は
かねてからの重要課題のひとつであった。
しかし、押し寄せる不景気の波で、土地価格は低迷を続けるものの、
新商品開発や休業期間中に膨れ上がった借財のために、用地確保に必要な
莫大な資金を捻出する体力はわが社のどこにも残っていなかった。
「もうダメかもしれない・・・」
社員たちの顔に疲労と諦めが広がる中、社長と専務だけは残された希望を信じていた。
極東周辺を市場とするブラックマーケットの重鎮、大DORA氏(写真左)の存在である。
氏には創業以来、並々ならぬ協力を受けており、我が社にとって最大のパートナーの一人である。
「彼なら今回もきっと・・・」 そんな希望を胸に過去のコネクションをたどり、
漸く電話会見にこぎつけた我々に大DORA氏は
「しゃ〜ちょ〜!!」
と、相手の油断を誘うフィリピンパブの呼び込みの様な口調で我が社の申し入れを快諾、
広大な試験場の使用権を格安で提供してくれた。
そして翌週2003.12/21、正式な利用契約を締結、社長は数年ぶりの再会に加えて
度々の氏の厚意に、万感の思いを込めて大DORA氏の手を強く握った(写真)。