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既に日も落ちた後、ようやく官邸前に姿を表した二人は
長い会談の間に駆けつけた数百人の報道陣の前で固い握手を交わし、
五分程度の短い記者会見を行った。以下は会見でのアラファト議長の談である
「長期にわたる不安定な中東情勢に対し、大強(やまきょう)との援助協定を築く事が
本会談の主旨であり、またそれに関しては満足の行く結果が得られたと思う。
その全てをここで明らかにする事はできないが、メールでの文通や交換日記、
動画ファイルを利用した物マネ対決などの、精神的交流を主な柱とした
新しい形での人道的援助である。」
と、あくまでも平和協力であることを強調したが、早くも周辺国の一つからは
「明らかな脅威として判断する。今後わが国としても軍事的警戒を強める。」
という強い口調での非難声明が出されており、その動静に注目が寄せられている。