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明石の教育を考える用語集

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開門率
 「普通科高校に進学した学区内の生徒数/その年のその学区の中学卒業者数」(兵高教組・調査部、らしい)。兵庫県と神奈川県の高教組と共産党という、限られた地域の限られた組織だけしか使っていない、ローカルな数字。定義・計算式も明らかではなく、数値自体も公表されておらず、組合員のハンドブック内にのみ存在する。「普通科」が何を指すのかもよくわかっていない。組合員は存在に疑問を持たず時々小出しにする。一般人が追検査するのは不可能に近い。(文責・山の浜猫)

学力均等方式
 各高校の学力レベルが均等になるよう、総合選抜各高校に高校合格者を振り分ける総合選抜高校入試制度の方式の一つ。明石市が取っている方式。総合選抜は居住地の考慮を優先する方式の方が多く、実はこの学力均等方式の方が珍しい。

学力低下
 ゆとり教育政策による教科書の低レベル化、少子化による高校定員増により、子供たちの学力が低下していると言われている。

学力別クラス編成
 子供の学力に応じてクラス分けを行い、学習指導がスムーズに行なえるようにする方法。塾や予備校では当然のように行なわれている。昔は日教組教師が「差別だ!」と断固して反対していたが、最近では公立小中学校でも行なわれているようだ。

学歴至上主義者
 通常、子供を一流大学に入れようとする親が思い浮かぶが、実際会ってみると実はそうではないことが多い。「勉強ができないから総選高校でよかった」とか「先生が星陵高校受けさせてくれへんかったから、確実に上位で合格できる高塚高校にしてん」と何気なく言ってしまうバカ親や生徒…。そんな人間こそが本当は最も学歴に拘っている者たちなのだ。

関関同立合格実績
 東大、京阪神大学への合格は、高い知能指数や受験センスが必要とされ、努力ではどうにもならない面がある。しかし、関関同立は普通の生徒が普通に努力して合格できる大学である。関関同立に合格できるということは、将来、社会人として知的生産活動に従事するための「道具」としての「基本的な教養」を持っているか、短期間で新しい知識を習得する「知能」「集中力」「根気強さ」を持っているかのバロメーターである。関関同立(文系)に合格した高校生の学力は、ビジネスマンとして必要な英検2級程度か、日本語文章能力検定、漢字検定、それぞれ準1級レべルに匹敵する。これが関関同立の大学生が4年間遊びまくっても、社交的で明るい子であれば「名のある企業」に就職できる所以なのである。しかも、関関同立に現役または1浪で合格することは、さほど難しいことではない。中学時代、定期考査で平均点80点以上のオール4、総選高校に100番以内で入学、高校ではマジメに授業を受け、定期考査の1週間前から英語など教科書は丸暗記、読書習慣のある高校生なら、高校3年の夏休みから集中的に勉強して、関関同立の過去問5年分を5回くらいやれば、得点率66%でたやすく合格する。関関同立は「ガリ勉」しなくても中学までの基礎がしっかりしていれば、クラブもガンバリ、適当に遊んでいても楽勝なのである。つまり、「それなりに努力すれば合格できる大学」へ「高校の中で大多数を占める極普通の生徒」がどれほど多く合格するかは、社会で必要とされる学習指導を高校がどれほど熱意を持って行なっているのかという評価となるのである。(文責:明南OB氏)

使用例
「先生の高校は関関同立の合格実績が最悪ですねぇ」
「勉強ばかりすることが高校生活ではない、進学実績だけが重要ではない、良い大学を出たって将来が約束されているわけではない」
「関関同立と言えば、英検2級レべルですよ。常識的な教養です。その合格者が少ないのは手を抜いてる証拠じゃないですか?」

空想的能力平等主義
 「学力に差があってはいけない」「誰でもやればできる」というバカ平等主義。人間には学力の差があり、それぞれに合った適正な教育を受けるべきなのである。

教育基本法第3条
 すべての国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであって、人種、信条、性別、社会的身分、経済的又は門地によって、教育上差別されない。

居住地優先方式
 総合選抜高校入試制度の方式の一つで、住んでいる居住地の優先して考慮する方式。行きたい高校の近くに住めばその高校へ入学できる可能性は高くなる。兵庫県では西宮や尼崎がこの方式を取っている。人気校の所在地周辺に学習意欲のある者が集まり、学力の地域格差が生まれそうだが、西宮や尼崎では勉強したい奴は私立に行くので、さほどそんなことは起こっていない。

コース受験
 明石には、総合選抜による高校入試とは別に各高校に学力優秀者が推薦で受験できるコースが設けられている。明石高校に美術コース、明石西、明石城西に英語コース、明石北、明石清水に理数コースがある。明石高校の美術コースを除いては、大学受験特進コースであるが、某偏狭思想団体などの受験競争批判をかわすため、ややこしい名前にしている。最近では明石西の英語コースが「国際人間科」、明石清水の理数コースが「科学と人間コース」とさらにややこしい名称に変更する。つくづく偏狭思想団体の手強さを感じる。コースの存在は学力均等が軸である明石総合選抜制度の精神を事実上、崩壊させている。(文責:やっさん)


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