第3回明石市公立高等学校選抜制度調査研究会 議事録

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○会長挨拶
  (■委員欠席)
○事務局より調査報告(案)の作成について
○協議

■委員 

 現行制度は、行き過ぎた平等思想ではないか。かえって、不公平な状況を生んでいる。会社社会は、学校とは違うかもしれないが、「努カしない者は去れ。」である。努カした者が報われないシステムはやる気を失くすのではないか。
 開門率が高いということだが、裏を返せば、生温いということ。目的を持たないので、退学が増えるのは当たり前ではないか。
 「受験戦争」のアレルギー。記億カの勝負から考える力をつける教育内容が必要。高校間格差が無いのが間題ではないか。健全な競争原理は国カを高めることに繋がると思う。

委員長 

 ■委員の意見、もっともだと思う。ただ、私学へ通うことの負担などを考えると開門率が低くなるのは、困る面がある。

■委員 

 コースや専門学科。高校側が優秀な生徒を集めたい。希望する者の意識も大学進学というのも現実。一方、成績だけでなく地域の学校を大切にする方もいる。全体が上がれば良いのだが…。

■委員 

 送り出す側からいうと、多くの子どもが公立で学べるというのは大切な要素である。
 ただ、現代は「選択と競争の時代」といわれていること、新指導要領での「学ぶ意欲」の重要視。昨今、学んだことはすぐ時代が新しくなり通用しなくなる。学んできたものにこだわるのではなく、どう学ぶのかが大事。明石の総合選抜は、「学ぶ意欲」の面ではどうなのか。28年間が経過する中で、どう手をつけるか、という課題だった。現社会状況とのズレをどうするのか。どこかで澱んで安きに流れるズレが出てきたとはいえ、総合選抜制度は、高校の増設期において、地元にできる新しい学校が常に底辺校にならないことや高校間の健全な競争などに大きな役割を果たしたと思う。べースとして大事にしたい。今なら、ほぼ同一線上でスタートできるという良さを生かして特色作りを進める良い 機会であると思う。
 中退率は、総合選抜制度の方が低いと思っていたのだが…。(※)
(※我々市民が閲覧できない資料を手にしていると思われる。)

委員長 

 市民意識調査についてだが、現制度について18〜19才が否定的。重く受け止める必要がある。

■委員 

 兵庫県のようにいくつかの制度が混在しているのは全国的にどうなのだ。ろうか。他府県はどうなっているのだろう。

■委員 

 珍しいだろう。
 明石の高校生が勉強しない。制度のせいもあろう。「変えていくべき」と多くが思っているであろう。変えるとすれば、県の改革のスタンスも十分計っておく必要がある。高校教育改革のペースでいくと10年はかかりそうだし、優先率導入などの小手先に走ると「総選」を残すこととなる。総選の中で特色を出そうとしても矛眉を抱えて無理であろう。
また、特色選抜の考え方を総選になじませられるかも検討課題かと。

■委員 

総選の中で、複数志願制が可能かどうかも検討すべき。大学入試もAO入試導入が進んでいるが。

■委員 

AO入試に関しては、割合としては少ない。難関校といわれるところはまだまだ。大学入試の切り口で考えても、単選の方が住み分けできている面があるのではないか。

■委員 

 委員の皆さんにご報告しておきたい。まだ、外向けにはしていないことだが、9月の補正予算に次の2点を新規事業として申請中。
(1)明石市総合選抜制度検討委員会の設置
(2)「総選を考えるシンボジウムjの開催
ここ1〜2年は注目を浴びる年になるであろう。
県教委も動きにくいのは事実。地域からの要望があれば考えたいという立場。今まで以上に県教委とキャッチボールしながら進めたい。

委員長 

 予定の時刻となったので終わりたい。■■■■■■■■■■■■■■■■■■


○事第局より連絡事項


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資料提供 明石市教育委員会