公と個

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総合選抜の議論になると、必ず、個の話になってしまいます。個における長所、短所の話は、とても
おもろいのですが、あくまでも枝葉の話。
「総選でも自分で頑張って国立大学行きました」「飛ばされても、ガンバレ」といった議論では、
「総選は絶対なくならい」という前提での話で、なんの進展もなし。

公として、すなわち明石市行政には、総選の不公平さや悪平等、落ちこぼれに対するケアー、
(成績上位者の)浮きこぼれに対するケアーなどの問題を放置せず、その解決策を真剣に考えて
もらいたい。

ある市議会議員は、このホームページでの議論を市議会で紹介してくれています
(参照:2001/11/20〜2001/11/28)。
ここでの意見は、明石市行政を動かす原動力ともなり得ます。

2001/11/20
現役の中学三年の子供がいる母です。
なんか ここ近いうちに 総合選抜じゃ なくなるって聞きました。
子の子達の次の子供たちから 各学校の理数科クラスとか英語科もなくなるって聞きました。
県のほうが 総合選抜を打ち切るようにしどうしてるとか・・・

2001/11/22
大嘘です。
どうせそんなことできないですよ。
毎年そういう期待させるようなことを言っておいて、結局はこんな感じです。
大体、教育委員会は何やってるんでしょうかね?
僕は市内高校の理数コースを受験しました。結局はダメでした。そのとき何がいやだったかというと、
理数コースにすべれば後は総合選抜しか残っていないということでした。
そして、予想通り、希望した高校には行けませんでした。どうやら上位層は学力調整のために他校に
回されやすいらしいです。悲劇だとか言いようがありません。
あなたはこの現実をどう思われますか?

2001/11/28
あなたの深い憤りは、とてもよくわかります。あなたは、理数コースを目指して、気楽に構えている
周りを横目に中学校生活を真面目に頑張り通されたのでしょう。でも、残念ながら、不合格で、六校の
希望していた所にも行けなかった。遊び呆けていた人が希望通りのところに行けて喜んでいるのを見て
、言葉に表せないくらい悔しい思いをされたことと思います。そこに、総選の一番の問題点があるん
ですよね。「15の春を泣かすな」と言うけれど、この涙は、どう説明してくれるのでしょう。
公平と平等はちがいます!!。
しかしながら、あなたの文面を見て、まだ、癒されていないのでは?と感じたので、酷な事を言う
かもしれませんが、どうか、この屈辱をバネにして前向きな高校生活を送って下さいね。でないと、
中学校時代の頑張りがすべて否定されると思うんです。悪い結果を良い結果に転じることは可能です。
でも、それは、自分自身でしかできません。
自分の大事な人生、制度に負けてては、もったいないですよ。どうか、どうか明るい良い報告を、
又いつか、この掲示板でして下さいね。待っていますよ。

入試制度の改革は、どうやら、少しずつ動き始めた気配です。


「高等普通科教育が何のためにあるのか」をもとに議論をしなければならないと思う。

高校普通課程を理解できる可能性があるのは、中学で上位3割と考えます。"青い山脈"が歌われた
時代の高校進学率は5割、大学進学準備としての普通課程は2〜3割であったことを見ると納得できる
数値ではないでしょうか。しかし、今高校進学率が95〜97%の現在、生徒やその親に多大な負担と
苦痛を強いていると思います。

大学進学は1割程度であり、日本人全体の知能が数十年でさほど向上していないことを考慮すると、
非常に妥当な数値である考えます。


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