
ナポリから高速船に乗り、カプリ島までは約1時間です。この高速船が最悪。スピードが速くて早く着くのはあり
がたいのですが、揺れが半端じゃない。私は今まで船酔いをしたことがなかったのですが、今回は時差ぼけもあっ
て額に脂汗がにじんでました。家内は完全にグロッキーでした。また、他の観光客の外国人の人々もゲロゲローっ
てはじめてしまい、乗務員が忙しそうにビニール袋を配るありさま・・・。
カプリ島に到着です。南イタリアきってのリゾート地なので、ヴァカンスに訪れる人々でいっぱいでした。島に
到着するやいなや残念な報告が添乗員さんからありました。「今日は船が出ないので青の洞窟には行けません。」
という内容。ツアー客全員が「あーあー。」と
落胆の声。確かに青の洞窟に行けなかったことはとても
残念なのですが、青の洞窟に行くには、さらに30人乗
りの船に乗って洞窟の前に行き、そこで約2時間くらい
順番待ち。それから5人乗りの小船で洞窟に入るそうで
す。しかも洞窟の中にいる時間は3分弱。だから、家内
や船酔いのおばさま達は、洞窟見学がなくなって少しほ
っとしていたようです。青の洞窟の写真はパンフレット
から頂戴して載せておきますね。青の洞窟は入口がとて
も小さい為、少しの波でも入れなくなるそうです。ちな
みに一年間を通して中に入れる確立は約30%ほどだそ
うです。そんなことパンフレットには一切書いてなかっ
たのにね。
さて、青の洞窟ツアーが無くなったのでカプリ島の観光
になりました。カプリ島は大きく分けて「アナカプリ地
区」と「カプリ地区」に分けられます。小型バスに乗っ
てまずはアナカプリ地区へとむかいます。これら二つの
地区は標高が少し高い位置にあり、小型バスはクネクネ
としためっちゃ細くて、断崖絶壁沿いの道を上がってい
きます。どのくらい細いかというと、マイクロバスがす
れちがう場合その隙間は10cmありません。誇張表現
と思うでしょう?10cmでも広く表現してるかなって
感じなんですよ。いやぁ、これは運転手さんに拍手でし
た。アナカプリ地区では約2時間半の自由時間がありま
した。この地区は少し高級な別荘が立ち並ぶ地区です。
バスを降りたすぐ近くからカプリ島で一番高い山の「ソ
ラーロ山」へのリフトがあったので早速行ってみました
。二人で11ユーロなり。
そうそう、気候のことを書くのを忘れてましたね。夏真っ盛りのはずなの
に実は肌寒いんです。確かに太陽が照っている間は暖かいのですが、雲に
隠れてしかも風が吹くとひんやりとしているのです。日本での情報では、
南イタリア及びシチリア島の夏は半端じゃなく暑いと聞いていたので少し
拍子抜けでした。
約15分程で山頂に到着。あるものはどこでシャッターを押しても絵にな
る風景が広がっていました。まぁこれは写真をみてくださいね。青い空、
白い雲、紺碧の海。「おお、今地中海にいるんだなぁ。」ってこのとき実
感しました。
ああ、地中海・・・
紺碧という表現がぴったり
さて、ツアーの皆様と合流して、次は「ヴィラ・サン・ミケーレ」に行きます。ガイドブックには美術館となって
いるのですが、昔の家を公開しているといったものでした。マホガニーの調度品が展示され、映画のセットの中を
歩いているような感覚でした。美しく手入れされた中庭、また中庭からカプリ港が見渡せるパノラマがとてもすば
らしかったです。
←中庭からのパノラマです。
次はカプリ地区です。この地区はホテルが立ち並び、土産物屋さんが建ち
並びます。世界から訪れる観光客が集結する地区です。ここで少しお土産
を物色。カプリ島だけといったわけではないのですが、南イタリアはレモ
ン(リモーネっていうんだって。)が名産です。よって飾り皿とかもレモ
ンが描かれたものが多いです。お土産は飾り皿2枚とレモンのお酒「レモ
ンチェロ」を購入しました。レモンチェロを少し試飲したのですが、少し
甘めでレモンの香りがとても強く、口当たりはいいのですが、後から喉に
かーっとくるお酒でした。お酒はあまり飲まないので表現が乏しくてもう
しわけありません。
<おまけ>
実はツアーのキャッチフレーズの中には「青の洞窟」と「カプリ島に宿
泊」といった二つのイベントがあったのです。しかし、両方とも流れてし
まいました。カプリ島は世界でも指折りのリゾート地でホテルをなかなか
取れないそうです。本当はカプリ島に泊まる予定が、ナポリで宿泊だった
のです。その分のお金は返金されましたけどね。うーん残念。

|