C 京都最北端!

 そんなこんなでちょうど昼に京都最北端の経ヶ岬に到着!なんてったって最も北の端と書いて最北端!ってなことでこの時点で地面の上には作者より京都で北にいる人はいないわけで、G/Wのほんの小一時間ほど京都で最先端、もとい、最北端の男になってきた。

 着いた駐車場から見た京都最北端の灯台。ここの駐車場はタダ(笑)
 で、その灯台までちょっとした山道を400m程歩くと灯台に着くと説明の看板が立ってた。
 えーっと、「私はレーシングブーツで来てるんですけど?。」っと看板に聞いても答えてくれる訳もなく、足首が動きにくくてとても歩きにくいブーツでヒーヒー言いながら歩いて最北端まで行ってきた。
 んで、まごう事なき経ヶ岬に到着!!この時、少しだけ動悸・息切れ・目まいが・・・しまった!救心がねぇやっ!!!(笑)

 海上保安庁ってこんな林道や陸地も管理してるのね・・・やるじゃん海猿たち!!
 青い空に映える白い灯台。雲一つ無い快晴ですな。
 ドドーンとそびえる灯台。

 特徴は海抜140mの断崖絶壁の途中にある灯台からの眺望はすばらしい!ってことで京都百景にも選ばれているし、「日本の灯台50選」にも入ってるらしい。
 で、全国に6つしかない最高級・第1等レンズ(フランス製)を使用した灯台で、歴史的文化財的価値が高いらしく、Aランクの保存灯台らしい。

 この灯台は、1898年(明治31)12月25日に完成して水銀層式回転機械ってのが使われてて、日本で初めて設置されたらしく、なんか珍しいらしいみたい。
 ようは重りでクルクル回す仕組みらしい。
 なんかよく分らんが、クルクル回す際にベアリングよりも水銀を使った仕組みの方が当時は効率が良かったみたい。

 歴史的価値のある灯台らしい。

 こんな感じで見上げるような建造物。
 明治時代の建てモンがこんな自然環境の厳しい所で綺麗にピカピカでそびえてるってのは造った人よりメンテナンスしてる人達の苦労に敬服・・・
 で、京都最北端を通過中の飛行機。

 クソッ!アイツらからは俺は点にもならん景色か!!
 と思いつつ、航海術やら三角測量なんかがあってレーダーが出来てやっと空は安心して飛べるようになってんぞっ!!!
 と灯台が言ってそうな気がした。(笑)
 これが京都最北端の景色。
 海流ってハッキリ見えるもんなのね。
 もうちょっと角度がきついと、岬に住まう天才外科医ブラック・ジャックの家が在りそうな感じ?

 岬ってのは端っこに在るから岬なわけで、海側から岬を見れば中々、面白い景色なのかもしれんが、岬から海を見た景色はタダのだだっ広い海の景色で5分程で飽きる(笑)
 
 でも、釣りをするには回遊魚を狙う絶好のポイントらしい。

 ちなみに隼を狙って超望遠のレンズを構えるオッサンたちもチラホラいた。
 残念ながらお目にはかかれなかったけど・・・

 意外と他府県からの観光客がいて、作者が話しかけられた富山から来たという孫を連れたオッサンは灯台マニアで、自分の好きな景色を世代を超えて記憶に残してやりたかったらしく、一生懸命に孫に色んな事を刷り込んでた(笑)

 「場所」って人それぞれに思い入れがあったりなんかして、誰かに同じ感動を分ってもらいたいっていうワガママがあったりして、分らせられる側は迷惑だったり、面倒臭かったりするけど、それだけ思い入れを持てる場所を一つでも沢山持ってる方が世の中の地理的な制覇度合いは大きいし、場所が無いと記憶は成立しにくいってことを考えると、オッサンにとっても孫にとっても良い悪いは分らんが、大事な記憶になってほしいなぁ・・・なんて思ってみたりした。

 その記憶に茶髪ロン毛でピアスだらけのバイクに乗った派手なオッサンもいるだろうけど(爆)

 しかし、今時のレーシングブーツは歩きにくい!!!