前回、エアエレメントをK&Nの製品に換装して大きな問題なくノホホンと乗ってたが、以前よりも減速時にスロットルを全閉でエンジンブレーキを掛けると出るアフターファイアが増えた気がする。で、きっちりセッティングを合わせるならジェット類を交換するのが正当ではあるが今まで散々仕事でしてきたし、第一そんなん面倒臭いし、なにより思い付きでするこっちゃない!料理人がササっと思い付きで冷蔵庫のあり合わせで美味しいものを作るように、作者はササっと思い付きで車両をいい感じやん♪にしたいのである。てことで、今回は貧乏気休めちゅーんである。

今回はキャブレターを少しいじくるので、まずは
ガソリンタンクを外す。
ほぼガス欠状態なのでタンクは軽い♪
こうゆうタイミングはちゃーんと狙ってた♪
すると、キャブレターの頭が見えてきた。
正しくはサクションチャンバーと言う。
下はいじらないので、ここまで見えたら余裕♪
と思ったが・・・1番と4番のサクションチャンバーを
止めてるビスが、真上を通るフレームが邪魔で
工具がなにも入らない!!
取り敢えず、こうゆうノホホンとした情景を
眺めながらどうやってビスを外そうと悩んだ挙句、
力技でキャブレター全体を少し傾けてギリギリ
ドライバーが入る角度にした。
両手を使ってバイクにヘッドロックをかけてる様な
その光景は自分一人じゃ撮影できませんでした。
で、サクションチャンバーの蓋を外した状態がコレ。
スプリングの下にジェットニードルがあります。
これが取り出した部品。
一番右のマイナスドライバーの指してるのが
ジェットニードル。
小さなものをマクロで撮ったらかなりピンボケだが
これがジェットニードルの高さを調節するクリップが
付いてる所。
上から三段目の溝にクリップがついてます。
それを、上から四段目に変更。
すると、キャブに組んだ時には
ジェットニードルが一段高くなります。
ほんの少しだけメイン系の燃料が濃くなります。

 で、この工程を四回繰り返してもとどうりに組み直した。その過程でもう一度バイクにヘッドロックをしたような、まぬけな格好になったのは言うまでもない。そしてガソリンタンクも付けてもとどうり♪ガソリンタンクを組むのに一つ気を付けないといけないのが、水抜き用のホースをしっかり取り付けて、ホースが途中で折れ曲がってないようにすること。SUZUKI車はホースが折れ曲がると水が逆流してタンクキャップからタンク内へよく水が入ります。どーもホースの取り回しが下手なメーカーです。これでタンクがサビだらけになって、調子の悪いバンディット250・400やインパルス400をよく診ました。
 出来上がって試運転してみた感じは、ほんの少しだけスロットルのつきが良くなって、アフターファイアーの回数が減った気がします。劇的な変化は無いが、サッサっとフフン♪な感じにはなったので納得♪でも、理論上は燃費が悪くなってるはず・・・
やはり、貧乏は貧乏を呼ぶのである・・・