「思い付きの軽量化」

 作者の愛車TOY BOX号は去年の今頃、ショップと相談しながら中古ベースのコンプリートカーとして作ってもらったんだが、元々、ライトクロカンぐらいならこなせるように作ったので背面タイヤを設定してなかった。
 が、街乗りメインの作者としてはやっぱりスペアタイヤは必要ってことで、ショップに頼んで捨てるような純正のスチールホイールに大径化した足回りに合うようにどでかいタイヤを履かしてリアハッチの背面タイヤブラケットにスペーサーをかまして装着してた。

 で、これが装着すると重量的にかなりの物になるので、純正のタイヤ&ホイールの組み合わせに比べてリアハッチに架かる負担が大きく、ハッチの開け閉めも重い。
 そこで安物臭い純正スチールンホイールが嫌だったのと軽量化を兼ねてホイール交換を決意。金持ちはタイヤとホイールをセットで購入するんだろうけど、作者は貧乏なのでホイールだけを交換つうことで、オークションで落とした純正のアルミホイールに換装。

 これがSUZUKI純正の鉄製のホイール。
 大径化したタイヤと合わせるとかなり重い。しかも、デザイン的に好きじゃない。
 で、今回落札した純正のアルミホイール。
 サイズは当然、鉄製と同じでポン付けOK♪
 早速、付いてきたチューブレスバルブを確認。
 古いものだとこれが傷んでて、ひび割れてたり、ちぎれ掛けていたりする。

 そんな物だとスペアタイヤの意味が全く無くなるので事前に確認!!
 物が中古だけにしっかりチェックして、以前のバランサーの取り付け痕なんかはアルミが負けて削れたりしてるので、ヤスリやサンドペーパーで修正する。

 チューブレスタイヤはホイールとの密着度合いが肝心なのでタイヤとの当たり面は綺麗に磨いてやる。
 裏返して見ると中古だけにブレーキのカスやらアルミの腐食した部分がビッシリ!!

 隙間から見える所は綺麗にした方が気持ち良いってことで、・・・
 日曜の昼下がり、ひたすらサンドペーパーでガシュ!ガシュ!と磨き続ける!!

 で、いざ、スチールホイールからタイヤを外そうとして、無理は承知で一応タイヤレバーと体重を駆使してビード部分を外そうとしたが、原チャリやの単車のタイヤと違ってえげつなく硬い!!
 およそ1時間かけて汗だくになりながらビードを5ミリほど下げるに留まり、ショートホープに火を着けて一服しながら、
 「無理!日が暮れるわ!!」
 って結論に至り、自力&人力によるタイヤ交換は諦め、知り合いのいるガソリンスタンドに行って、
 「2千円でハイオク2千円分入れてやるから、タイヤチェンジャー(タイヤ交換専用の機械)貸せっ!!」
 「ついでにコンプレッサーと最後に手を洗う水道も貸せっ!!」
 「それから古い方の鉄ホイールはクズ鉄で捨ててくれっ!」
って上の方(態度が(笑))からお願いしてタイヤを交換してきた。

 いやぁ〜やっぱり機械の力はすごいね!!でも作者は元プロなのでタイヤチェンジャーが使えるけど、一般の方はまず無理なので、お金を出して店員にしてもらいましょう。
 ノウハウやコツや技術ってのは素人さんは金で買うもんです。それらが思い付きで出来るのがプロで、出来る状況を確保するには「コネ」や「人脈」です。

 ちなみに、リアハッチは軽く開くようになったし、少し高級感も出たし、何より理論上、確実に軽量化されてガソリンの高いココ最近、燃費の向上に一役買うのは間違いないでしょう♪

 少し後姿がカッチョヨクなった気がする♪