@「やっぱ、ゴムは破れちゃイカンでしょ!」

 このタイトルを見て下ネタを連想した輩もいるだろうが、内容は断じて違う!真面目?な話をするつもり!

 これを書いてるのは一月の半ば、雪も降って冷え冷え。そんな寒い時もゴム製品は頑張ってるのである。色んな工業製品にゴムが使用されているが、エンジン系のゴム製品はそりゃもう大変!この時期、外に停めてある時はキンキンに冷やされ、一度エンジンに火が入るとガンガン熱せられ拷問かせっかんを繰り返してるような状態になる。
 で、それを何年も続けると、ゴムも段々とダメになる。どうダメになるかというと、大抵が硬くなるみたいで、このあいだまでゴムだったのに気が付くと、プラスチックみたくなってたりする。で、それにちょっとした力が加わると、パキッ!と割れたり破れたりするのである。
 仕事でも、この時期はオイルホースの交換が多い。特にY社のホースやゴム製品なんて割れまくります。キャブの負圧ホースにヒビが入ると症状が出たり出なかったりでもう大変!

 作者はゴム運?が悪くて今までに多々、ゴム製品が原因で泣いたことがある。
 つい最近も車に乗ってると、いきなりオイルランプが点灯!遂にタービンが逝ったのか?!と思い、ゲージを見ると全然オイルが無い!1リットル足してもレベルに達しない!よーく調べたら、見るからに頑丈そうなメッシュの巻いてあるオイルクーラーのホースの中身が破れてたらしく、ボタボタと滲み出てきやがる!うーん予定外の出費。
 その他にも今までに、走行中にラジエターホースが破裂したり(←目の前が真っ白で何も見えなかった!)、サージタンクのホースが硬化して折れてエンジンが止まったり(ボンネット開けて「ピョ〜」とか情けない音してた...)、オイルホースが折れて、全開走行中の原チャリが突然焼き付いて後輪がロックしたりした(2スト250ccならヘタレ顔で泣いてるね。確実に!)。某友人もホース破れで、オイルがR.タイヤに付着して滑ったらしい。大抵の場合が、「突然、何するの!やめてぇーっ!!」て状態になる。

 ま、タイヤやベルト以外のゴム製品も消耗品てことで、特にホースやダイヤフラムなんてのは人間の体で言うと血管や膜みたいなもんで、トラブっちゃうと結構大変な目に会う。年に一回くらいは点検しろってこってすな。
 で、部品代なんて安いんやから、さっさと新品に交換せい!と。

 それと、意外と知らずにやっちゃいましたか状態になる例として、耐油性のないゴム製品に防錆潤滑剤なんかを吹き付けるという失敗!5−56などを付着させると劣化が確実に早くなります。「このブッシュ硬くて入らへん!」とか言いながらスプレーすると、恐怖!三年殺し!(すぐには逝かないが、数年で確実に逝く!)て感じやし♪ましてやOリング入りのチェーンに5−56…絶対しちゃダメっす。キャブレターのO/Hの時には、耐油性のあるゴムでもキャブクリーナーをドバドバかけちゃうとゴムがびよ〜んと増えるワカメちゃんみたく伸びちゃいます。ま、一度、外したパッキン類は交換が基本なんやけどね。

あぁ〜、ここまで偉そうに書いてて自分のバイクや車の面倒を見てないことをすげぇー自覚してきた!

 この世に多くのゴム製品があるけど、破れることで機能を発揮するものはほとんど見たことが無い気がする。そうゆう意味では、下ネタ系ゴム製品とエンジン系のゴム製品も一緒かもと、書いてて今思った。あれも使用期限あるしね。トラブっちゃう前に色んなゴム製品をマメに点検しましょう。