25番清水寺と番外花山院
播州清水寺、花山院を参詣。夏の暑い一日、花山院への往復約15kmを汗だくになり歩いた。帰宅後、心地よい疲れが加わり、清々しい参詣となった。(日生中央から往復8時間 2万6千歩)
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清水寺、千丈寺湖、花山院周辺地図
【清水寺】 清水寺へはJR宝塚線相野駅からバスで向かう。山裾に点在する立杭焼窯元を巡り、山上への急坂を喘ぎながら登ると、35分ほどで仁王門前駐車場に到着。入山料300円をバス料金に加え支払う。バスは日曜・祝日は1日3往復なので予め時刻表で確認しておくことをお勧めする。 仁王門をくぐり、土産物店前を過ぎ、石垣に沿った道を緩やかに下ると薬師堂。池を挟んで大講堂。大講堂のご本尊は千手観音。参拝し、ご朱印を戴く。
JR相野駅
清水寺行きバス
仁王門
薬師堂
清水寺ご朱印
大講堂
大講堂横の石段を登ると途中左側に鐘楼、登りきると根本中堂。ご本尊十一面観音は開山法道仙人一刀三札の秘仏とのこと。境内奥に進むと滾浄水(おかげの井戸)がある。開山法道仙人が水神に祈って湧き出した霊泉。清水寺と称される由緒の地。この井戸をのぞき込んで自分の顔を映したら、寿命が3年延びると言い伝えられているとか。年配のご夫婦が「映った映った」と喜んでおられた。 多宝塔跡地をすぎ、やや季節遅れの紫陽花を見て、土産物店でお茶をいただきバス停に向かう。
根本中堂
鐘楼
滾浄水
多宝塔跡地
【千丈寺湖沿いに花山院へ向かう】 相野からJR広野までは一駅、3分で到着。地図に従ってバス通りを青野ダムへ向かう。家族連れが涼しげに水遊びに興じるのを横目に、汗だくになりながら湖沿いの道を歩く。買い求めていたペットボトルのお茶が瞬く間に無くなる。昼食休憩後、1時間20分ほどで花山院へ登る琴弾坂の入り口に着く。仁王門までは1キロ程度だが、途中からの急坂は猛暑時期には正直応える。喘ぎながら休みながら登りきる。仁王門に座っているおじさんから、ご苦労様とねぎらわれる。車での通行は協力費500円が必要とか。
JR広野駅
千丈寺湖青野ダム付近
花山院入り口から琴弾坂
【花山院】 仁王門をくぐり石段を登るとこぢんまりとした本堂が現れる。ご本尊は薬師瑠璃光如来像。参拝後寺務所でご朱印を戴く。汗だくの姿を見てここでも労いのことばをかけられる。寺務所の真ん前が展望台になっており、真正面に有馬富士、右手に千丈寺湖がくっきりと見渡せる。その向うは三田市街、さらには六甲の山並みも遠くに見える。展望台に吹く涼やかな風に疲れがいやされる。曇天の空から小雨がぱらつき、気持ち良い。
花山院 本堂
花山院ご朱印
大師堂
真正面は有馬富士、その向うは三田市街
湖畔を歩いた千丈寺湖
帰途再び急坂を下る。女人禁制の当時、都から花山法皇を慕ってやってきた女官達が尼になり麓から山上へ届けと琴を弾いたという謂われの琴弾坂。花山院入り口から車道を外れた遊歩道の先に、十二尼妃の碑が作られていた。地元の墓の一角にあり、弘徽殿女御の塔を11人の尼達の墓が取り囲むように安置されていた。この辺りの地名を尼寺(にんじ)とよぶ。 花山院参道登り口横にバス停があり1時間から1時間半間隔でJR三田駅行きが運行しているが、体調も良く、車道に沿って新三田へ向かうこととする。途中、集落内を通る。花山院のおじさんによると2時間かかるとのことだったが、下りでもあり、約7kmの道のりを1時間10分余りで歩ききった。
十二尼妃の墓
JR新三田駅
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行程メモ(H16.7.18)
9:11
日生中央発
能勢電鉄
9:31
川西能勢口着
8時間 2万6千歩 私は比較的大股・早足 なので、時間と歩数は 参考程度とお考え下さ い。
9:42
川西池田発
JR宝塚線快速
10:12
相野着
10:24
神姫バス
10:57
清水寺仁王門前着
11:40
清水寺仁王門前発
同上
12:13
12:20
相野発
JR宝塚線
12:23
広野着
12:25
広野発
徒歩
13:55
花山院琴弾坂入り口着
14:15
花山院仁王門着
14:35
花山院仁王門発
15:45
新三田着
15:49
新三田発
JR宝塚線
16:17
川西池田着
16:26
川西能勢口発
16:50
日生中央着
※電車以外の時刻はデジカメに記されたおおよその時刻に基づいている。