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 健康のお話 |
インフルエンザQ&A=============
Q1 インフルエンザとは?
A ラテン語のinfluentia(影響=influence)
疫病は星の影響によるという迷信から。
Q2 インフルエンザは何の感染によっておこるか?
A ウイルス感染による。
Q3 インフルエンザの症状は?
A 突然の38〜40度の発熱、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感、頭痛、咳、喉の痛みなどが現れる。
Q4 インフルエンザの診断はどうするの?
A 綿棒で鼻腔の粘膜に付着しているウイルスを採取してきて、
検査キットにて約10〜15分で陽性か陰性を判定できる。
Q5 治療はどうするの?
A 発症してから48時間以内に内服薬「タミフル」を服用すると効果が得られる。
ヘリコバクター・ピロリQ&A=============
Q1 ヘリコバクター・ピロリとは?
A 胃の中に住む菌で
ヘリコ→らせん バクター→菌 ピロリ→胃の幽門部 から名付けられた。
Q2 誰がヘリコバクター・ピロリを発見したか?
A オーストラリアのマーシャル博士が、1983年自分でこの菌を飲んで胃炎を発症させた。
胃の中でも菌が生きられることを証明した。2005年この功績が讃えられ彼はノーベル医学生理学賞を受賞した。
Q3なぜ強い胃酸の中に菌が住めるのか?
A ピロリ菌は「ウレアーゼ」という酵素を持っており、アンモニアを産生して、菌の周囲をアルカリ性に保ち、強い酸の環境にも生存できる。
Q4 ヘリコバクター・ピロリ感染症の診断は?
A
〔胃内視鏡を用いる方法〕
1)迅速ウレアーゼ試験
ピロリ菌のもつ酵素ウレアーゼで作られるアンモニアを検出する。
2)検鏡法
内視鏡で胃の粘膜組織の一部を採取し、染色してピロリ菌を顕微鏡で観察する。
3)培養法
胃の粘膜組織の一部を培養し、ピロリ菌が増殖するか調べる。
〔内視鏡を用いない方法〕
1)尿素呼気試験
検査用の尿素を含んだ薬を服用し、服用前の呼気と一定時間経過後の呼気を調べてピロリ菌がいるかどうか判定する。この検査はかなり信頼度が高い。
2)抗体測定
血液や尿中のピロリ菌に対する抗体を調べる。しかしこの検査は、現在ピロリ菌がいるかどうかは分からない欠点がある。
Q5 治療はどうするの?
A 抗生物質の
・アモキシシリン250mg 3カプセルを一日二回
・クラリスロマイシン200mg 2錠を一日二回
胃酸をおさえる薬
・ランソプラゾール 30mg 1カプセルを一日二回
計3種類の薬を一週間服用する。
Q6 除菌に成功してまた感染することがあるの?
A 現在の日本の衛生環境ではヘリコバクター・ピロリ菌の再感染はないと考えられている。
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