R2/12/21:新規
テスト動作中の4桁7セグPicでカソードコモン疑似I2c_7seg(TM1630)をテスト
前回、前々回とI2cもしくは疑似I2c接続の4桁7segLEDのテストをして来ました。いずれも7segLEDは"アノード・コモン"のタイプでした。パーツケースの中には"カソードコモン"タイプの7segも数点あります。(疑似でも)I2c通信の2線での制御に慣れてしまった今となっては、picで直接制御は考えにくいので、カソードコモン型を制御できるIC(TM1630)を購入して、テストして見ました。<使用部品について:>
- ◎PIC : 12F683:今回も手持ちのものを使いました。(前回のI2c_7segのセットを流用)
- ◎4桁7seg : OSL40391-LG カソードコモン型 緑色の発光で2・3桁間のコロンとDPが付いています。
- ◎インターフェイスIC:TM1630 18P DIPのICです。
<テスト回路について>
- ブレッドボード上に仮組みしました。
- 動作テスト用ですから、7segLEDにはカウントダウンの時間が表示されるだけです。
- GP2につながるLEDは、main()のwhile_loopの動作確認のためです。
- コロンは表示させていますが、DPは配線していません。
- TM1630にSEG1はありません。SEG2~SEG8にa~gのセグメント(アノード)をつなぎます。
- 4桁7segと書いていますが、コロンを5桁目=GRID5として制御しています。
- 7segLEDの仕様で、コロンのアノード側はaとbのセグメントにつながっています。
- 供給電圧3.3vのときも視認性は十分で消費電流は8~10mA程度です。
<プログラムについて>==>ソース(Hi_tech_c)
- 開発環境は、MPLAB IDE v8.84 です。(HI-TECH C V9.83)
- プログラムの内容は10分のカウントダウン表示です。
- TM1637と同様に CLK と DIO の他に STB の制御端子があります。
- GP0,GP4,GP5ともに内部プルアップを使用しています。
- 5桁7セグメント表示(01h)を指定しました。
- 固定アドレスモード(44h)を指定しました。STB→0,アドレス指定,データ送信,STB→1 の順で表示データを送ります。
- 自動アドレス増加モード(40h)を選択した場合は、C0hにデータを送った後1回ずつ空送りすれば、アドレスを指定せずにデータ送信できます。
- TM1630のSEG1は無し(つまり常に0)ですから、データを1ビット左シフト(0ビット目を"0"に)しました。
- データの送信は、0ビット→7ビットの順番です。
- コロンのカソードはGRID5に接続しました。アノード側は a と b セグなので、06hを送信します。
- 輝度(明るさ)の調整は8段階で、88hがMiniで8FhがMaxです。プログラムでは"4/16(8Ah)"の下から3段階目にしましたが、3.3v供給でも室内なら視認性は充分でした。
- ◎参照させていただいたページ
ありがとうございました。
- https://kurobekoblog.com/tm1630led
- https://rikeden.net