[月山・鳥海山・早池峰・栗駒山] 平成14年7月25日(木)
夜〜7月29日(月)
メンバー.山、蔭、梅、み
7/25(木)晴れ
  20:00京都=翌6:00月山スキー場
7/26(金)晴れ
  8:05リフト上−10:10月山10:45−12:10姥ヶ岳−12:40リフト上=鳥海山・祓川キャンプ場(テント泊)
7/27(土)晴れ
  6:50祓川登山口−8:00七ツ釜−10:00七高山−10:45新山10:55−(康新道)−14:55登山口=早池峰・河原坊キャンプ場
7/28(日)晴れ
  6:35河原坊−9:10早池峰10:00−11:45小田越=(バス)=河原坊=須川キャンプ場(テント泊)
7/29(月)晴れ
  5:40登山口−6:25昭和湖−7:25栗駒山7:40−8:15産沼−9:25須川温泉10:00=22:00京都

  20時京都発、北陸、磐越、東北、山形自動車道と走り継ぎ、月山スキー場に着いたのは翌日6時。
 銀マットを持ち出し朝食を摂り、寝ころんでリフトが動くのを待つ。
気を抜けば居眠って、落ちてしまいそうなリフトで揺られ上がる。

なだらかな斜面には、コバイケイソウの白い花、ニッコウキスゲの黄色が目立つ。  月山頂上の神社でお祓い(500円)を受け、紙の人型に体の悪いところを移し、水に浮かべる。 これで健康不良中年?
 神社の北で乾杯&昼食、赤とんぼが異常に多く、口を開ければ入ってきそうなほど。

帰路は、展望のいい姥ヶ岳経由で降りる。 
 次の鳥海山は鉾立から登る予定だったが、月山で話をした人の忠告もあり、距離も短く、湿原や雪渓と変化のある祓川コースに変更、鳥海山を南・西・北から眺めながら移動する。

 鳥海山はどこから見ても、どっしりと力強くハンサムな紳士という印象だ。
祓川キャンプ場は、木台の上にテント設営、設備も整い、しかも無料!その上展望も良好な二重丸キャンプ場だ。  翌朝、湿原を横切り雪渓をいくつも越えて登っていく。 チョウカイアザミ確認。
七高山よりいったん下り、新山(最高点)に登る。

 新山は、岩が積み重なった狭い山頂で、人で溢れている。 雪渓で冷やしたビールで乾杯&記念撮影後、さっさと七高山まで戻り、ゆっくり展望を楽しむ。
 日本海が広がり、海岸線が長く延びている。 広大な景色だ。
帰りは康新道を下る。 

 少し遠回りだが尾根道なので、左に日本海を見ながら気持ち良く下っていく。
台地状の山に、風車が10基以上回っているのが見える。
新道で、チョウカイフスマに出会えた。  鳥海山を下り、ホテル・フォレスト鳥海で汗を流し、買い出しをしながら、早池峰に向かう。

 今度は秋田自動車道から東北自動車道と走り、早池峰・河原坊を目指す。
キャンプ場に着いたのは19時過ぎ、テントを張り終えた頃には、黒い山の輪郭が夜に浮かんでいた。  翌日、河原坊から登り始めたが、水のない沢登りという雰囲気で、語源は「河原を登ろう」→「カワラノボロ」→「カワラノボウ」と変化したに違いない!と決めつける。

 花も多く、念願のハヤチネウスユソウも含め、ウスユキソウだけで3種類確認できた。
 息を切らせて登り着いた頂上は広く、昨日の新山のような混雑はなく、のんびり出来る。
見渡すと、鳥海山、岩手山が雲の海に浮かんでいる。 雄大なり!
 小田越コースを下る。 河原坊コースより歩きやすい。 小田越に着いた時、ちょうどバスが来たので、河原坊まで楽して戻る。
マイカー規制のため、13時まで待って河原坊を発つ。  買い出しをしながら須川キャンプ場まで移動、テントを張る。

夕食の準備をしていると、隣のテントサイトから、食べに来ないかと声がかかる。
 せっかくのミニビフテキを少し食べただけで行ってみると、気仙沼の社長さんや市会議員の先生ご一行さま、海の幸満載、あれ食べろ、これを飲めとすっかりご馳走になってしまった。
 中でも、カツオの心臓の刺身は珍味だった。  翌日は、早朝から栗駒山に登る。
広い湿原や噴煙の出ている地獄谷、エメラルドブルーに白を加えたような色調の昭和湖、見所が多い。
 頂上付近は、ガスで展望なく、晴れれば早池峰も見えるのにと、残念ながら山を下る。

 須川温泉の裏は温泉源で、湯が迸っている。
その湯を直接引いた露天風呂で汗を流し、京都へと遠く長い帰路につく。(山)

  注、深田久弥は早池峰山に「山」はよけいと言っているので早池峰と記しています。
 

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