[剣山(四国)] | 平成18年6月25日(日) | メンバー.4名 | |
6/25(日)小雨 8:05見の越ー8:45西島駅−9:40剣山山頂9:45−(大剱神社、名水)−10:30西島駅−11:20見の越 | |||
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卯建(うだつ)を上げた家 |
刀掛の松 |
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土曜日の15時半に京都を出発し、淡路島を抜けて徳島自動車道へ。 美馬の一つ手前の脇町で高速を降り、うだつの町並みを見物する。 何種類ものうだつがあり、町の人がその形の違いや、元は火事の類焼を防ぐ物だった事を教えてくれる。 虫籠(むしこ)窓の家もあり、京都とのつながりも感じられた。 国道沿いの店で、美味しい天丼と蕎麦を食べ、木綿麻(ゆうま)温泉に入る。 少しぬるっとしたいい湯だった。 剣山スキー場方面へ細いワインディングロードを走る。 夫婦池の手前の草地にテントを張ると、降るような星空が広がっていた。 雨予報の明日は、ひょっとして天気になるかと期待しながら、宴会後就寝。 しかし、夜中にテントを打つ雨の音が・・ やはり、星空は信用出来ない。 翌朝、小雨の中、テントを撤収して、剣山の登山リフト乗り場に行くが、営業は9時からとのことで歩いて登り始める。 リフトの上の駅の西島駅で、雨を避けて休憩していると、リフトが動き出した。 もう、剣山に登ってきたという人が3人、リフトで降りていった。 ルートはいくつかあるが、一番短い尾根ルートを行く。 刀掛けの松の所で写真を撮っていると、作業のおじさんが言うには、昔はY字をした松が2本あり、刀を横に掛ける形になっていたが、1本が折れてしまったとのことだった。 そこから、左に行くと行場になっていて面白そうだが、雨も降り、時間もないのでパスして上を目指す。 程なくして、社務所や休憩売店が見え、その間の階段を登ると頂上への台地に出る。 頂上付近は木道が張り巡らされ、地面に降りる事は許されない。 昔に来た時は、普通に歩いていたから、きっと、オーバーユースで地面が荒れたのだろう。 簡単に行ける百名山だから、団体登山が多いのかも知れない。 三角点の辺りで記念写真を撮り、雨の中でも恒例のビールで乾杯は欠かせない。 注連縄で囲んで、入れないようにしている三角点も奇妙だ。 早々に頂上を離れ、遠回りコースを行く。 大剱神社は戸が閉まっていて、中が見えない。 少し下って、若返りの名水の場所へ行く。 1杯で何歳若返るのかと飲んで見る。 大剱神社へと登り返すと若返り分がなくなるかもと、遊歩道を行く。 雨に濡れた木々が、まるで南アルプスの原始林の様相を見せる。 山全体が苔むしている感じで、この辺りは雨が多いのだろう。 登山口の剣神社まで降りてきて、無事を感謝のお参りをして車へと戻る。 雨を避けて、駐車場で昼食を食べる。 ここから西に走り、東祖谷のかづら橋を見に行く。 ワイヤーをかづらで隠してかづら橋らしくしてある。 足下の板のすき間からゴウゴウと流れる急流を見ると足がすくむ。 野猿(やえん)も実際に乗れて楽しかった。 さらに西に走ると、西祖谷のかづら橋があり、こちらは大型バスも入って団体が多く、橋自体も東祖谷よりもつまらなく思えた。 今回のもう一つの目的である、日本3秘湯の一つ「祖谷温泉」に行く。 思っていたより立派なホテルが建ち、ケーブルカーで谷底に降りて、露天風呂に入るようになっている。 自分で運転(上へ、下へのボタンだけだが)出来るのが面白い。 5分かけて下に降りて、露天風呂にはいると、ぬるめのお湯で、じっとしていると体に細かい泡が付いてくる。 露天風呂の少し下に祖谷川が流れ、風情抜群だ。 露天風呂では体を洗えないので、ホテルの大浴場にはいる。 同じ源泉だと言うが、加熱・殺菌・循環しているので、風呂屋の湯と大差なかった。 1日半、たっぷり楽しんで京都へと帰った。 (山) |
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剣山の三角点 |
かづら橋から下を見る |