[聖岳・光岳] 平成14年8月8日(木)夜
〜8月11日(日)
メンバー.山、梅、み


 8月8日
 飯田ICより約1時間半、便ヶ島駐車場着。
ここの林道はよく通行止になるらしく要チェック!

 8月9日
 西沢渡の荷物渡し篭で遠山川を一人ずつ渡り いよいよ長い長いジグザグ急板を登る。
南アらしい倒木や苔の原生林が続いている。
蘇畑分岐に予定より早く着けたので、ザックを置き、聖に向かう。お花畑を過ぎガレ場の登りを頑張る。

 しかし残念、真っ白ガスの中の聖であった。
それでも奥聖まで足を延ばし、風雨の中、聖平小屋へ下った。
今日は高低差2000m以上もあり、着いたときには「よく頑張ったネー。」とみんなで褒め合った。

 8月10日
 朝雨は上がり御来光も見れた。
この日も急坂が続く。
南岳を過ぎる頃からかわいい花々が我々を迎えてくれた。
 地面が甲羅の形にひび割れた様な亀甲状土が珍しい。

 茶臼岳では晴れ間も出て、眼下の畑薙ダム、そして南アの山々の雄大さを感じることが出来た。
 仁田岳を往復、易老岳・三吉平も過ぎいよいよ光岳の登坂だ。
涸れた沢筋を登るのだが「これぞ山登りだ!」という感じで長くて辛かった。

 しかし登り切ると亀甲状土の広
いセンジケ原に出、木道を通りイザルケ岳への分岐でしばし疲れた体を休める。
 とにかく歩きに歩いた一日だった。
今日も自分で自分を褒めてあげた。

 8月11日
 光小屋からは素晴らしい御来光と富士山を拝む事が出来た。
風が冷たく寒い。
 朝食前に光岳と少し下がった所にある光岩へ登る。
光る大きな石灰岩峰だ。

下山途中の三吉ガレ近くから聖・兎・中央アルプス等がはっきり見えた。
 これが最後の見納めだ。急坂の上、湿った根っこ、ツルツルの土のため、ズルズル滑りながらやっとの思いで無事下山する事が出来た。

 初めての南アルプス。
山深く、静かで、大きく、幽玄な雰囲気が漂っていました。
思っていた以上に急坂が続き、長くてつらく、しんどかったです。
 今回この様なハードな山行になったのは、私を最終日に光岳に連れて行かんがためのことでした。
重いザックで、その2日間共10時間近くも歩いて下さったお二人には、本当に感謝しております。(み)
 

前のページに戻る