[湯俣温泉(北アルプス] 平成20年9月5(金)〜6日(土) メンバー.2名
 

河原の湯

噴湯丘

 歩いてしか行けない温泉、湯俣温泉に行ってきました。
七倉温泉まで車で入り、そこからタクシーで高瀬ダムまで、料金は2千円なり。
湯俣温泉までにトンネルが4つ、初めのトンネルは1km強、長いです。

 ダム湖に沿って林道が続く。
たまにダム関係者の車が抜いていく。
天気は曇り、山の上部はガスの中。
針木岳や周りの山は確認できない。

 ダム湖には枯れ木が数本、水面から生えている。
まるで上高地のよう。

 ダム湖の終わりが林道の終わり。
そこから登山道というより、遊歩道がはじまる。
途中、道の草刈りの人たちに出会う。
よく整備されている。

 川が二股になり山が迫る頃、晴嵐荘に着く。
部屋にザックを置き、休憩後、ナップサックに必要品だけを入れ、竹村新道を30分ほど登り展望台に向かう。
残念ながら山の上部はガスの中、槍が確認できない。

 一旦晴嵐荘まで降りて、次に水俣川を少し遡り河原の湯と噴湯丘を見に行く。
小さなダムを過ぎ、吊り橋を渡ると、「右槍ヶ岳北鎌尾根、左三俣岳」の看板がある。
昔の北鎌尾根への取っつきなんだと感慨にふける。
左の三俣岳への道は廃道だろう、道は確認できなかった。

 河原を遡ると、もうもうと湯気が立ちこめている。
川沿いからはボコボコと熱湯が出ている。
目当ての噴湯丘は川の対岸で、離れてしか見えないが、思っていたより大きく3mほどもある。
湯気の中に、このページの背景色のような色のパゴダがそびえている。

 少し先にこれから大きくなるであろう噴湯丘が出来ていた。
高さはまだ50cmぐらい。
3カ所から湯がボコボコと沸いている。
これから長い長い年月をかけて大きくなっていくのだろう。

 河原の湯に入るつもりだったが、先人の作った湯船は暑すぎたり、うまく水と混じらなくて、足湯だけが我慢する。

 晴嵐荘の露天風呂は緑の藻が発生し、とても入れそうもなく諦め、内湯にゆっくりと浸かる。
今日の泊まりは3名、貸し切りかけ流し温泉で心身の洗濯、あ〜ごくらく。

 泊まりが少ないせいか、サービス満点で夕食には天ざるや釜飯、おでん、デザートのゼリーのほかに小岩井ヨーグルトバナナ入りまで出してもらった。
夕食朝食も温かい心のこもったおかずご飯で、いい山小屋だった。

 同じ道を戻り、11時には高瀬ダム、相乗りで七倉温泉。
「湯宿」かじかの湯に入り、次の目的地の小谷温泉に向かう。
(山)

噴湯丘(小)

晴嵐荘の露天風呂

前のページに戻る