[火打山]頸城山塊 平成23年10月9日(日) メンバー.5名
10/9(日)笹ヶ峰キャンプ場(7:00)〜黒沢(7:50)〜高谷池ヒュッテ(9:50)〜火打山(11:30)〜高谷池ヒュッテ(13:15)〜十二曲上部(14:30)〜笹ヶ峰キャンプ場(15:30)

高谷池より火打山

火打山山頂で乾杯

 少し肌寒いが快晴の朝であった。7:00前であったが笹ヶ峰キャンプ場の駐車場はほぼ満車。本来の駐車場所ではないが、かろうじて1台駐車できるスペースを見つけ何とか駐車。
7:00笹ヶ峰キャンプ場を出発。緩やかな木道を進む。

 1時間弱歩き黒沢に到着。
それまでそれほど人に会わなかったが、ここへ来て沢山の登山者が休憩しているのを見て、やっぱり百名山であることを再認識する。

 ここで軽く休憩を取って出発。少し行くと「1/12」の案内板が出てきた。
いよいよこの先が十二曲である。気を引き締める。「2/12」「3/12」「4/12」・・・次々と案内板が出てくる。
 ???何か間隔が短くない?やがて「6/12」半分通過。
そうこうしているうちに「12/12」到着。

 拍子抜けの気分で進むとその先が急登の連続。
こちらの方がはるかにしんどい。
途中、休憩をはさみ急登を登り切ると緩やかな山道に変わりしばらく行くと富士見平に到着。妙高方面への分岐点である。

 登山地図には「黒姫山の上に富士山が見える」とあるが薄く霞んでいて見えない。
妙高方面の「みょう」まで行き休憩をとる。
高谷池への分岐に戻り、少し登り黒沢岳の西側斜面へ入ると、いきなり火打山が現れる。
広大なすそ野である。
左奥には雪をかぶった白馬連山も見える。

 高谷池ヒュッテで休憩。
ここから高谷池をはさんで見た火打山がまたいい。
ここで持ち物チェックしたところ、ビールが不足していることが判明。
早速ヒュッテで仕入れ火打山へと向かう。

 小さな岡を越えると天狗の庭と呼ばれる広い湿地帯が出てくる。
ここから見る火打山は素晴らしい。
T氏は3回火打山へ来ているが、スキーシーズンでいつも雪で覆われている景色ばかりなので「こんなにきれいな場所だったのか」と感嘆されていた。

 雷鳥平まで登ると数日前に積もった雪が解けぬかるみになっていた。
これが延々と続いており、下山者とのすれ違いも手伝って通過するのに時間を要した。
この時期は長靴が必要である。
ぬかるみを過ぎると最後の登りとなり、そこそこの急登である。
やはり百名山、そう簡単には頂上へいかせてもらえない。

 ようやく登り切ると360度の視界。
妙高が目の前に見える。
後ろには焼山が噴煙を出している。
その右に日本海が見える。
残念ながら佐渡島は霞んで見えない。
焼山の奥には雨飾山、その左手に白馬連山、更に高妻山、戸隠山、黒姫山等々。
やはり山のピークは素晴らしい。
頂上で景色を堪能し、高谷池ヒュッテで仕入れたビールで乾杯、カップ麺を食し下山した。

 帰路で乗用車が側溝にはまっているのを見つける。
全員サンダーバード宜しく救出にでるが、男7人程度ではびくともしない。
やがて、ほとんど車の通らない道であったのに急に人が集まり15名程になる。
するとびくともしなかった車を持ち上げることができ、側溝から出すことに成功。
なんとも人海戦術の頼もしさ。
皆、人助けしたことで満足感一杯の帰路であった。
ちなみにKリーダーは得意とする掛け声で貢献しておられた。

天狗の庭より火打山

十二曲の紅葉

前のページに戻る