[安平路山(中央アルプス南部)] | 平成17年6月11日〜12日 | メンバー.3名 | |
6/11(土)雨 6:55休憩舎−8:00摺古木山分岐−8:45摺古木山−10:20シラビソ山−11:00安平路避難小屋11:20−11:55安平路山12:10−12:45避難小屋(小屋泊り) 6/12(日)晴れ 8:10避難小屋−8:45シラビソ山−10:10摺古木山−10:45展望台11:15−11:45分岐−12:45休憩舎 |
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摺古木自然園休憩舎 |
摺古木山のシャクナゲ |
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大平(おおだいら)宿からの林道は荒れ、ザラザラの斜面に岩が乗っており、落ちてこないかビクつきながら、やっとの思いで休憩舎に到着。 上下左右に跳ねる車の中で、熟睡していたTさんは大物だ。 無人の休憩舎で少しだけ飲み、シュラフに入り寝入る。 翌朝、外を見ると、休憩舎の回りにはスズランが咲いていた。 1年以上のブランクがあるTさんを先頭に、Tさんペースで歩き出す。 登り始めて半時間で雨が降り出した。 摺古木山(すりこぎやま)の手前に、待望のシャクナゲが咲いていた。 まだ咲き始めだが、赤や淡いピンクの花が美しい。 摺古木山から一旦下り、笹原とシラビソの道を辿る。 南アルプス南部のように、しっとりと柔らかい山深い様相を見せている。 小雨なので歩くに支障なく、雨霧でピントの甘い風景が幻想的でさえある。 笹原を打つ雨音が、時には強く時には軽やかな調べを奏で、歩くことが実に楽しい。 避難小屋に大ザックを置き、小ザックに必要品を入れ、安平路山(あんぺいじやま)へ向かう。 登山道にはまだ雪も残り、ザクザクと雪上を歩いて笹原の迷路に入り込む。 踏み跡とテープを辿り、急斜面がなだらかになると、頂上に抜け出る。 雨で展望もない山頂で、写真とビールの頂上セレモニーの後、避難小屋へ戻る。 「私はピークハンターじゃないから・・」と、安平路山に登らなかったTさんの傍らに空のカップラーメンが!目ざとくUさんが見つける。 ソーメンチャンプル、茹でウィンナーやつまみの小宴会後、雨音をBGMに夕食まで昼寝をする。 道中で摘んだユキザサのお浸し、チーズ入りオムレツ、グリーンアスパラのベーコン巻き、焼き茄子などの食事、地酒「磯自慢」、芋焼酎「元老院」、エビスビールのアルコール類、とりとめのない話がとぎれる頃、山に抱かれて眠りにつく。 翌日、「日の出を見に行きましょう!」の声に起きると、雨は上がり、眠りの森の上に空が白く光っている。 切り絵の中央アルプス、御岳が近く、飯田方面は雲海の底に沈んでいる。 梅雨入り宣言後は必ず晴れる!の予想通りの見事な晴れ日。 昨日は何も見えなかった分、今日の展望は素晴らしい。 安平路山から木曽駒へ続く中央アルプスの山々、左に振れば北アルプス連峰、乗鞍岳、御岳と雲の上に浮かんでいる。 東には南アルプスの山々が連なり、過去に登った山が懐かしい。 帰りは摺古木山から展望台への道を進む。 シャクナゲが咲く展望台から、恵那山や南木曽岳が近くに見える。 カップラーメンを食べ、最後のビールを空け、ゆっくり過ごした後、名残りを惜しみながら山を下る。 休憩舎に戻り、林道を下って、大平宿を見学する。 昔のままの民家を人が住めるように手を入れ、宿泊できるようにしている。 若者達が利用していたが、宿場の町並みをそのまま残しており、不便さを楽しめそうだ。 (山) |
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笹原とシラビソの登山路 |
大 平 宿 |