[久住山(大分県)] 平成18年7月16日(日)〜17日(祝) メンバー.4名
6/16(日)曇り 8:40長者原登山口−10:20−11:25久住分れ−11:55久住山(昼食)12:35−13:30中岳−(天狗ヶ城)−14:25久住分れ−(北千里)−15:40法華院温泉山荘
7/17(祝)(小雨のち曇り) 7:50法華院温泉山荘−10:00長者原登山口
   

久住山頂

法華院温泉山荘

 祇園祭宵々々山で賑わう京都を後に、神戸ポートアイランドから大分行きダイヤモンドフェリーに乗り込む。
翌日の昼前に大分港着。

 大分県庁近くの「こつこつ亭」で大分名物、だんご汁、琉球、とり天定食に関サバ・関アジの刺身を堪能する。
西に走り、まずは長湯温泉に寄り道し、古いドイツ風の飲泉所で炭酸湯?を飲む。
暖かいラムネ?の味がする。

 次に、期待の赤川温泉「赤川荘」に行く。
赤川温泉は久住山の南登山口なので、登山者が多い。
白濁した湯はアトピーに効果大と書いてある。
冷たい源泉にも入ったが、じつに肌触りのいい湯だ。

 次に向かったのが、寒の地獄(温泉とは書いてない)。
しかし、16時までの入浴時間に間に合わず、筋湯温泉に変更する。
リーダーを除く3人は、有名な打たせ湯に入り、筋湯温泉2度目のリーダーは岩ん湯に入る。
 岩ん湯は、外湯唯一の露天風呂で2本の竹筒から落ちる打たせ湯もある。
しかし、かなり熱く長くは入っていられなかった。
せんしゃく湯にも足を伸ばしたが、混浴でおばちゃん2人が先に入っていたので、根性がないリーダーは入浴を諦める。

 夕食は「坊がつる庵」で豊後牛と地鶏の焼き肉定食を食べて、空き地の端にテントを張る。
宴会中も梟の鳴き声が、ホウホウと聞こえる。
夜中にパラパラと雨の音がしていたが、朝には上がり、ホットサンドでゆっくり朝食のちに、長者原登山口に向かう。

 天狗の門柱の間を抜けて舗装路を歩き、ショートカットの登山道に入り、次に舗装路と出会うと林道の終点近くだ。
以前はもっと林道を奧まで歩いたと思うが、川を渡る道が作られ、黄ペンキが点々とまるで幼稚園児の列のように続く。
 諏蛾守越には、石を組んだ休憩舎がある。
入口にあるわざわざ鐘を鳴らし、休憩するが風が強い。

 下に見える北千里までガラガラの道を下る。
北千里は浜のように白砂が積もり、水が流れ、途中で地下に潜り、また流れとなって坊がつるへと流れる。
 盆地状の場所は風がないが、稜線へ上がると、とたんに強風に歓迎される。
地形的に風の通り道を作りやすいようだ。

 久住分れからは突風に注意しながら登る。
油断すると、よろける。
やっと着いた久住山は人人々で、韓国語も飛び交っている。
 風の弱いところで昼食を食べ、往路を少し戻り中岳へ向かう。
御池(みいけ)のそばを通り中岳に着くと、ここも風が強く、記念撮影だけで早々に引き上げる。
帰路は、天狗ヶ城経由で久住分れまで戻り、北千里を抜けて坊がつるへ向かう。

 坊がつるは北千里よりもさらに低く、眼下に全景が見渡せ、色とりどりのテントが数張り一箇所にある。
法華院温泉山荘は下るにつれて見えてくる。
登山道が二つの建物の間を通っている。

 部屋に荷物を置いたら、まず温泉へ。
風呂は本館の食堂の奧にあり、かけ流しの湯が溢れている。
透明だが、小さな白い湯ノ花が混じり、温泉を堪能出来る。
風呂の上がりは、当然にビールを開けて小宴会。

 4人一部屋なので、気兼ねがない。
6時に食堂に向かうと、ありゃ雨が降っている。
明日の雨池コースは、ぬかるにで昔にひどい目にあっているから気が重くなる。

 温泉に行けばおきまりで、寝る前に1回、朝起きて1回と温泉に入り、朝食後すぐに出発。
雨は小降りで、道がひどくても時間が短いからいいかと、計画通り雨池コースにする。
坊がつるの端を抜けて、雨池越への道に入るが、ぬかるみ道を避ける道があり、ほとんどぬかるみに掴まらずに済んだ。
 巻道を教えてくれた常連らしい登山者にも感謝である。

 2時間ほどで、タデ原に出る。
ここも、ラムサール条約に最近登録されたらしく、雨でも観光客が多い。
タデ原を抜けて、出発地の長者原駐車場に着き、裾が泥に汚れたレインウェアを脱ぎ、待望の寒の地獄へ行く。

 朝なのに、客も多く賑わっている。
案内の人に寒の地獄の入り方を教わり、水着に着替えて、ますは足を濡らし、冷泉を少し飲む。
両手を脇にしっかりと挟んで、躊躇せずに冷泉に浸かる。
 14度というと、水風呂並みで体が細かく震える。

 最低5分、20分ぐらいは入らないと効果がないと聞いていたが、とても耐えられない。
Kさんを残し、3人は8分ほどでボイラー室へ暖を取りに行く。
年寄りの冷や水と茶化されていたKさんは、寒さに強いのか、やせ我慢か、だんだん暖かくなるよと言って、しっかり入っていた。

 お昼は、湯布院の花野そばで湯葉そばを食べる。
行列の出来る有名店らしい。
 次に目指すのは、日本第1位の鉄分含有量と第3位の酸性度を誇る塚原温泉。
内湯は500円、露天風呂は600円、内湯は人で一杯で、同じ源泉なので空いている露天風呂にする。
 思っていた鉄分の赤茶けた色はないが、源泉を口に含むとさすがに酸っぱい。
かけ流しでドンドン流れるから、湯が赤くならないのか?

 予定もすべてこなしたので、大分のフェリー乗り場に急ぐ。
4時過ぎ出航の船に乗り込むとすぐに、フェリーの風呂へ。
塚原温泉では流し湯がなかったので、強烈な成分をフェリーの風呂で洗い流す。

 風呂上がりにビール、夕食時にもビール、部屋に戻ってもビールや残っていた地酒や焼酎を開ける。
酔って寝れば、明け方には神戸港。
 フェリーは楽です。
家に帰り、着替えてそのまま出社。
こうして、山に温泉、グルメの小旅行は駆け足だったけど、大満足で終わりました。
(山)
   

長湯温泉飲泉所

寒の地獄

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