[蛇谷ヶ峰(滋賀県)] 平成17年7月24日(日) メンバー.山
7/24(日)曇り後晴れ 7:20自宅=(栃尾に自転車をデポ)=8:30朽木大野−9:10林道別れ−10:30蛇谷ヶ峰−11:40横谷峠−(昼食)−12:35地蔵山−13:15イクワタ峠−14:40栃尾=(自転車)=15:00朽木大野
   

蛇谷ヶ峰頂上

地蔵山頂上

 今年4月に、イクワタ峠〜坊村まで縦走したので、今回は蛇谷ヶ峰〜イクワタ峠を縦走して前回の縦走に繋げようと計画した。
 まずは、栃尾から少し上がった空き地に折りたたみ自転車をデポし、朽木大野の鯖街道から少し入った路肩に駐車する。

 林道を登り始めてすぐに針金を掛けたゲートが現れる。
鍵はなく、外して入れそうだが、今回は自転車で戻る事を考えて、てくてく林道を歩く。
 半時間ぐらいで、キノコ研究所?の建物と登山届のポストがあり、そのすぐ先から登山道が始まる。

 曇り空から霧のような雨が出発時から降り続き、レインウェアを着るほどでもなく、かまわずに歩くと、カエルが挨拶に現れては去っていく。
 立派なコンクリート柱の避雷針?があったり、電波中継の柱や、電波反射板が次々に現れる。
その間にも、猪の馬場や天狗の森等のよく分からない地名が出てくる。

 道が水平になり、高原状だなと思うと蛇谷ヶ峰の山頂へ出る。
中年夫婦と学生が数人いて、早い時間に登っているものだと感心する。
コンビニおにぎりを一つ口に入れ、さぁいよいよ奥比良北方稜線に踏み込む。

 思ったより道は踏まれ、歩いても気持ちが良い。
曇りで展望がないのが残念だが、カンカン照りに歩く事を考えれば天国だ。
 樹木が茂っているので雨も掛からず、風も適度にあり、パラパラと雨音が西から東へと移動していく。

 いくつもの峠があり、琵琶湖側と頻繁に行き来していたのだなと感心する。
しかし、廃道にちかい道もあり、うっかりとは降りられない。

 涼しい気候のお陰でペースも上がり、予定より早く歩け、地蔵山の登りの前に昼食休憩を取る。
 冷凍庫で凍らせた缶ビールは、すっかり融けていたが、冷たさを残していて飲み頃だった。
カップ麺を食べ、おにぎりを食べ、コーヒーは次の休憩時にと沸かさなかった。

 アルコールが入ってからの登りは少々キツイが、地蔵峠を過ぎ、すぐに地蔵山の山頂に着く。
地蔵山を通り越して下ればササ峠。
 ここから大野に降りれば、イクワタ峠まで登らなくて済むのだが、それでは前回の出発点と繋がらないので、頑張って登るが、これがけっこうキツかった。

 足下にはバッタが、目の高さには赤とんぼが飛んでいる。
この頃には天気も回復して、振り返れば、地蔵山の後ろに蛇谷ヶ峰が見え、あそこから歩いて来たのかと少々感激する。
 イクワタ峠から栃尾に向かって下山する。

 コーヒーを沸かす予定が暑いので結局飲まず、前回は雪があったな−などと考えながら、どんどん降りていく。
 途中、出会った猿は樹上に登り、こちらをうかがっている様子。
他にも猿の気配があり、以前に白山のジライ谷で猿に脅された記憶が蘇り、目を合わさないようにさっさと通り過ぎる。

 デポしておいた自転車に乗り、鯖街道を朽木大野に向かうが、わずかに下りとはいえ、アスファルトは暑く、川辺で涼しそうに遊んでいる親子達を横目で見ながら、ふうふうと車へと戻る。
 自転車こぎで汗が噴き出し、てんくう温泉へ行くが、車が満杯で、芋の子洗い状態を想像すると、家でシャワーを浴びようと、我慢して京都へと向かう。
 蛇谷ヶ峰で会った以外は誰とも出会わず、静かな気持ちのいい山行だった。
(山)
   

地蔵山の向こうに蛇谷ヶ峰

デポしていた自転車

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