[白木峰(富山県)] 平成16年10月18日(月) メンバー.2名
10/18(月)晴れ 6:40登山口−7:20白木峰7:35−8:00浮島の池−8:30白木峰−10:05小白木峰11:20−13:05白木峰−13:15白木峰山荘13:45−14:10登山口

白 木 峰

浮島の池


 日曜の夜京都を発ち、林道奥の登山口の駐車場に着いたのが0時半。
軽くビールを飲んで、車中泊。
外気は5度、見上げれば秋の星座図をそのまま貼り付けたような星空が広がっている。

 翌朝、尾根に付けられた急斜面の登山道を登る。
キツクても、せいぜい40分で白木峰に立てるから、林道を遠回りするよりも早い。
 山頂は360度の見晴らしで、方位盤に描かれた山と展望の山を見比べる。
既に白く雪化粧中の白山の左に、御岳、乗鞍と続く。

 方位盤には、乗鞍の右肩に小さく富士山が描かれているが、霞んで確認できない。
乗鞍の左に、穂高、槍、薬師、立山、剱と続き、白馬、朝日まで見える。
こんなに簡単に登れて、展望のよい山はそうはないだろう。

 しばし展望を楽しんでから、池塘群を見に行く。
一の池、二の池、三段池、浮島の池と、草原の中に池塘が点在する高層湿原の中の木道を歩く。
 秋色の草原と秋晴れの空、遠くの名峰、気持ちの良い時間だ。

 景色を堪能した後は、白木峰まで戻り、小白木峰まで行く。
小白木峰への道は、尾根を辿る登山道だ。
 白木峰の由来のブナ(しろき)が、尾根沿いに多く存在している。
ブナの黄葉が見られるかと期待していたが、緑色を残し葉端を内側に丸めた枯れ葉色で、大いにガッカリだった。

 小さなアップダウンを繰り返し、やっと着いた小白木峰は、三角点があるだけで、山名板もなく、三角点がなければ通り過ぎてしまいそうだ。
 人も通らないだろうと、登山道でお湯を沸かし、ビールを飲み、早い昼食をゆっくりと取る。
ここからの展望はあまり良くなく、やはり白木峰からの展望が素晴らしい。

 小白木峰からの戻り道で会ったのは2人だけだったが、白木峰に戻ると、多くの人が池塘の中を散策していた。
 白木峰から下って、白木峰山荘でコーヒータイムとする。
小屋の真ん中に囲炉裏があり、広々としており、天気が悪い時などはいい休憩場所になりそうだ。

 コーヒーを飲みながら、ガイド本のコピーをじっくり見ると、小白木峰の少し先に大きな池塘が有り、金剛堂山の姿を池に写すと写真入りで載っている!
 もう少し先まで足を延ばしていたら、もっとよくガイド本を読んでいたら、素晴らしい池塘が見られたのにと、残念がっても後の祭りだ。

 小屋から林道に降り、少し戻って尾根の登山道を急下降する。
上りもキツイが下りもキツイ、林道の法面の上などは、けっこうビビる。
駐車場に戻ると、数台の車が平日にもかかわらず並んでいた。
(山)

白木峰頂上

小白木峰への道にて

前のページに戻る