[白 山] 平成14年6月28日(金)夜
〜6月30日(日)
メンバー.山、梅
6/29(土)曇り後雨 
  5:55大白川登山口−8:10大倉山−10:25室堂−11:15御前峰−11:50室堂−13:20大倉山避難小屋(泊まり)
6/30(日)曇り
  8:00避難小屋−9:55登山口


 28日、20時京都発、23時半には白水湖畔の駐車場着、白峰より早いかも。

 29日、予報では雨、雷もあるそうな。 昼まで持てばいいかと歩き出す。
自然林の適度な登り、ブナが多い。 気持ちのいい道が続く。
登るにつれ、花の種類が増えてくる。

 ショウジョウバカマやコイワカガミ。 サンカヨウ、キヌガサソウ、シラタマノキ、ニッコウキスゲ、クロユリ、ハクサンチドリ・・。 まだ山桜も咲いている。
花の名だけで報告が終わりそうだ。

 大倉山を過ぎると、白山が姿を現す。 霧が流れ景色がにじむ。
帰路のために、雪渓にステップを切りながら歩く。 足がだるい。
室堂周辺も、まだ雪が残っている。 まだまだ、登山者も少ない。

 ザックを置いて御前峰を往復。 山頂は風も強く、ガスの切れ間から池や近くの山嶺がかいま見える。
 当初、南竜ヶ馬場でテント泊の予定だったが、明日はたぶん雨だろうし、雪渓を下って登り返すのもイヤだし、大倉山の避難小屋は新しく、きれいなログハウス風だったし、何より帰り道だし、となれば小屋泊まりに急遽変更。

 室堂でビールを買い、水を汲み(避難小屋は水場なし)、小屋に荷物をデポすりゃ良かったと、さらに重くなったザックを担いで、ふうふうと避難小屋まで戻る。
 小屋は清潔で広く、貸切状態。 小宴会の後、昼寝を決め込む。

17時前に起きたときは、雨が木々を濡らしていた。
 夕食を簡単に済ませ、「何もない時間」「何もしない時間」を楽しみ、ボソボソしゃべっているうちに、山に夜の帳が降りる。

 翌朝、雨は上がり、薄日も差している。 鳥の声が心地よい。
朝食後、ゆっくりと出発。 振り返ると、雪渓を残した白山がすっきりとそこにある。
 眼下には白水湖、視線を上げれば御岳・乗鞍・北ア南部の山々が、今日はハッキリと見える。
 登山口まで2時間弱、誰にも出会わず、登りに出会った花々を確認しながら下り、やがて白山に別れを告げる。(山) 
 

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