◆【山行日時】 2012年3月25日 くもり 稜線、山頂部は強風および烈風 ◆【画像と概要】 前夜祭はこちら 朝、目が覚めると大山寺でも数センチの降雪があった。 山ではここよりも多く降ったはずだから、これはこれで今日のコンディションに微かに期待。 朝の南光河原駐車場 出発! 昨夜の宴に参加できなかった鳥取のYくんは5時の架空の約束から遅れること約3時間、定刻8時前にやってきた。 唯一の女性参加の、りをんさんは残念ながらゲレンデでまったり滑るとのことで、Yくんと入れ替わるように、ここでお別れ。 5人でスタート。 登山路の雪は昨日の降雪のお陰か初めは歩きやすかった。 それも三合目あたりまでで、傾斜が急になるとこれまでのカリカリ雪がその下から顔を出し、アイゼンのお世話になる。 背中のスキーには準備よろしくシール装着していたが、今日は最後まで出番なし。 米子から参加の音亜さんは予定通りのルート(?)の五合目付近から西の沢へと滑られた。 4合目付近からはカリカリ 6合目付近から見上げると別山はカッチョいい 五合五勺付近で樹林帯を抜けると展望が開けるとともに西からの強風に吹かれる。 六合小屋はこの時期にしても辛うじて中に入れる程度の埋まりよう。 この付近から見る雪の別山は格別の山容を見せる。 六合目からは草鳴社ケルンを目標に稜線を直登。 夏と違いジグザグでなく直線的にグングン登る。アイゼンがよく効く。 昨夜の降雪は高度を上げるほど、その恩恵がありあり。 これまでの春の雪が見事にパックされ、右も左も美味しそうな斜面が盛りだくさん。 微かな期待は見事に裏切られたようだ。 六合手前で会った一本滑ってきたおじさんによると「今日の雪はなかなか良い。」らしい。 草鳴社ケルン 山頂避難小屋 草鳴社ケルンを過ぎるとやがて八合。 視界はあるものの、ここからは平い斜面となりいつ視界が悪くなるとも限らず、短いスパンで立ててある竹竿の存在はありがたい。 強風に体をあおられながら歩くと避難小屋が見えてきた。 避難小屋は一階部分より出入り可能だったが、山頂石碑はわずかにその上部を雪面から出すだけで、積雪量はまだまだ存分。 西、米子平野方面は意外と遠くまで見渡せたが、東は至近の剣ヶ峰でさえ姿を見ることはなく頂稜部、それも主稜線だけにガスがかかっている模様。 烈風の弥山山頂 避難小屋をバックにポーズを決める 小屋に入ることもできたが風を避けれる小屋脇で滑降準備。 「いざっ!」 って感じで行きたかったが、ガリガリ斜面にそんな訳にはいかない。 転倒しないように慎重に滑る。頂上台地は緩斜面なので、それが救い。 七合源頭まで滑り降り、斜面を覗く。 雪煙たつ7合沢を源頭より見下ろす 北壁をバックに滑る 六合付近から斜滑降でこの沢に入ったと思しきシュプールはかなりの数あれど、ここからはボーダーの一本のみ。 その辺りまでの標高差150メートル程度をいただくべくドロップ。 おじさんの言った「なななか。」どころか、それ以上の激パウ。 別山をバックにターンを決めるyamasukeくん 華麗に舞うナオキくん 7合沢セミファットで滑るyamasukeくん 六合目からの合流跡を過ぎても、さらに斜面は続く。 多雪の今年、例年のうるさい灌木はほとんど見当たらず、絶好のオープンバーンが出現。 点在するブナの疎林帯を選べばノートラックの斜面も残っていて、この時期のみならずひと冬を通じてもこれだけのコンディションは、きっと珍しいに違いない。 テレマークのペペくん ジャ〜ンプ! 7合沢を滑る 行者谷出合付近から別山を見上げる 行者谷との出合付近で新雪の下からガリガリ雪に出遭うまで、標高差3〜400メートルの、とてもおいしい斜面をいただけた。 大堰堤より北壁、別山 元谷より別山(左端)や滑降した七合沢(中央)を見上げる 元谷から北壁や滑った沢を見上げたら大堰堤を右岸へと滑る。 すぐに治山林道を離れ沢へと降り、林を縫って滑ると大神山神社境内。 ここからはスキーを担ぎ参道を下る。 大神山神社境内 大神山神社参道をあとにする ほどなくして大山寺橋のたもとに、無事下山した。 ◆他の大山の山行記録を見る ◆【他の山陰の山の山行記録はこちら】 ナオキくんのブログ ぺぺくんのブログ 大山寺橋に下山
昨夜の宴に参加できなかった鳥取のYくんは5時の架空の約束から遅れること約3時間、定刻8時前にやってきた。 唯一の女性参加の、りをんさんは残念ながらゲレンデでまったり滑るとのことで、Yくんと入れ替わるように、ここでお別れ。 5人でスタート。 登山路の雪は昨日の降雪のお陰か初めは歩きやすかった。 それも三合目あたりまでで、傾斜が急になるとこれまでのカリカリ雪がその下から顔を出し、アイゼンのお世話になる。 背中のスキーには準備よろしくシール装着していたが、今日は最後まで出番なし。 米子から参加の音亜さんは予定通りのルート(?)の五合目付近から西の沢へと滑られた。
小屋に入ることもできたが風を避けれる小屋脇で滑降準備。 「いざっ!」 って感じで行きたかったが、ガリガリ斜面にそんな訳にはいかない。 転倒しないように慎重に滑る。頂上台地は緩斜面なので、それが救い。 七合源頭まで滑り降り、斜面を覗く。
六合付近から斜滑降でこの沢に入ったと思しきシュプールはかなりの数あれど、ここからはボーダーの一本のみ。 その辺りまでの標高差150メートル程度をいただくべくドロップ。 おじさんの言った「なななか。」どころか、それ以上の激パウ。
六合目からの合流跡を過ぎても、さらに斜面は続く。 多雪の今年、例年のうるさい灌木はほとんど見当たらず、絶好のオープンバーンが出現。 点在するブナの疎林帯を選べばノートラックの斜面も残っていて、この時期のみならずひと冬を通じてもこれだけのコンディションは、きっと珍しいに違いない。
行者谷との出合付近で新雪の下からガリガリ雪に出遭うまで、標高差3〜400メートルの、とてもおいしい斜面をいただけた。
元谷から北壁や滑った沢を見上げたら大堰堤を右岸へと滑る。 すぐに治山林道を離れ沢へと降り、林を縫って滑ると大神山神社境内。 ここからはスキーを担ぎ参道を下る。